UENOUTAのお絵描きとかブログ

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ある日、超能力に目覚めた件 第二章 第十一話Part3

2024-09-02 19:53:11 | 日記
「はは、やるじゃん」
 
 地獄のような上り坂の地獄が終わって、勢いをつけての下り坂を下ってる野々野足軽達。前には幾代がその髪の毛を激しく揺らしてとてもうまく自転車を操ってる。けど野々野足軽だって負けてない。下り始めたときはかなり差が出来てたが、今やその背中はすぐそこまで迫ってた。今回は流石に幾代はスク水ではない。流石にね。短い短パンにワンピースというには丈が短くて、シャツとかよりも長い、そんな透け感のある服を幾代は着てた。。だからその服がバサバサとしてるのが後ろからだと見える。そして……その肌も……しかもかなりのスピードが出てるからバサバサとはためくその服はズボンのちょっと上くらいから段々ともっと上の方が見えてきてた。
 そんな背中に野々野足軽の視線は吸い寄せられる。なにせ女の子の背中である。あれほど大胆に背中を観るなんてそれこそ水着位しかないが、スク水ではあんなに空いてないし、この夏はまだ野々野足軽はプールとか海とかいってない。なので、今年の初は幾代だった。別に見たくてなんとか追いついた……わけじゃない。けど、これ以上離されるわけにもいかないから、追い越さないように調整しつつ野々野足軽は頑張ってた。
 
「まあ……な。そっちこそなかなか早いぞ」
「ふふーん。いうわね。てかその子大丈夫?」
「んきゃあああああああああああああああああああああああああああああああ!?」
 
 まさかいまさら突っ込んでくるとは……と足軽は思った。その奇声を上げてるのはもちろんだが小頭だ。下りに入って勢いが増し、スピードも最高潮で疾走してると、ずっとそんな声を出してる。まあけど足軽は気にしてなかった。それでも足軽なら安全を確保できるからだ。それに下手に小頭は足軽に抱き着いてきたりしてない。普通なら不安よりも安定を求めるから、どこかに抱き着いたりするだろう。それは普通の事だ。だからこの状態なら……二人乗りで小頭は立ってる状態だ。そしてその手は野々野足軽の肩に置いてある。でも怖いんなら、その手を頭や顔に回して抱きしめてきておかしくない。けどそんな事をやられたらそれこそ危ない。視界だって確保するのが難しいし、顔を固定されたら、周囲を見回すことだって難しくなる。
 だから野々野足軽は実は小頭の体を固定してた。下手に抱き着いてこないように……けど絶対に離れないように、その力でちゃんと野々野足軽は守ってるんだ。だから安心してスピードを出してる。まあ小頭はそんなのは知る由も、そして自分の体の異変を感じる余裕もないようだから、叫びっぱなしなんだけど……

転生したらロボットの中でした(ただし、出ることはできません)盤上の迷宮航路にご招待 59

2024-09-02 19:48:43 | 日記
「はあ!」
「せい!」
「ふっ――ていやあああああ!!」
 
 私の体の動きは見違えるようになってる。そして……タッタッタッ――と私は伸びてきた目玉達の腕? 脚? わかんないけど、その部分に乗って走る。今までは攻撃が来たら目を閉じてしまってた。まずはそれがありえないらしいです。
 
 だからポニ子アーマーのポニ子ちゃんが私の体を良いようにしだしました。それをいうとなんかちょっと……エッチな感じの想像が浮かぶかもしれません。けどそんなことは全く無いです。
 むしろ厳しい……まさにアイさんのスパルタを体現したといっていいです。ポニちゃんは私の体からまずは自由を奪い、強制的にインストール? された武術の型で目玉達の攻撃をいなしだしました。
 
 向かってくる攻撃をスパッスパッとね。私は向かってくる攻撃が怖くて、目玉が怖くて、目をそむけたりしてた。けどそれをポニちゃんは……いやアイさんはゆるしてくれなかった。
 
「目をそらさない」
 
 それと同時に、私の頭は固定された。そしてまぶたも動かなくなった。そうなると目が乾燥すると思われるだろう。けど大丈夫。なにせポニちゃんはとても潤ってる。プニプニでしとしと。なので私のまぶたもどうやら潤してくれてるみたい。なので私は強制的に体を使われて、そして強制的に攻撃を見ることになったのです。
 
 最初はそれこそ目尻に涙が浮かんだりしてました。でも今や慣れましたよ。ええ! それに体の自由が戻ってからも、上手くポニちゃんがフォローをしてくれます。だから、思いっきり動ける。
 それに……
 
「あたっても痛くない。痛くない」
 
 私はそう自分に言い聞かせてる。それは実証済みだ。目玉の腕の触手を通ってそのまま目玉近くへと行く。けど他の目玉が邪魔してきました。でもそんな邪魔をジャンプしてかわす。空中で三回転を噛まして、私は伸ばした腕で目玉のまぶた? 部分を掴んで一気にそれを縮めて勢いをつけて突っ込みます。
 そしてそのまま生身の目玉部分に私は逆の手を差し込みました。
 
 のたうち回る目玉。私は目玉を蹴って再び飛んで、更に魔法を紡ぐ。現れた光の珠をポニちゃんの腕で包みます。そのまま発射してもちょっとだけ目玉を足止めしかできない。けどポニちゃんで増幅したらどうなるのか? ポニちゃんは私の魔法を受け取る事ができる。
 ならそれを増幅だってできるかもしれない。
 
「ポニちゃん!」
 
 腕が膨らみます。私はその腕を固まってる目玉達の所に突っ込ませた。すると大きな爆発が起きます。もちろんポニちゃんの腕も吹き飛んだけど、結果は大成功でしょう。