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世界遺産 日光大紀行

織内将男のブログ; 世界遺産の日光寺社を中心に、大地域の日光を巡ります

世界遺産 日光大紀行(12) 「日光の地域」

2012-11-24 14:42:59 | 日光の地域
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  世界遺産 日光大紀行(12) 「日光の地域」   .



 日光の地域 


先にも記したが、現在の日光市は平成18年の合併で旧今市市、旧日光市、旧藤原町、旧足尾町、旧栗山村の2市2町1村の合併により誕生し、広域面積は国内でも有数の面積は、高山市と浜松市に次いで全国第三位になった。

この2市2町1村の地域でのエリアは、大別して足尾地区(足尾銅山)、旧今市エリア、旧藤原地区(鬼怒川・川治エリア)、旧栗山地区(湯西川・川俣・奥鬼怒エリア)、それに旧日光エリアとして大別しているようだ。

何れも、豊かな自然環境と貴重な歴史的・文化的遺産、随所に湧出する豊富な温泉など、恵まれた観光資源を基盤として、其々、特徴ある地域でもある。



足尾町は、関東地方の北部、栃木県西部に存在した町で、足尾銅山や松木渓谷で知られる。銅山全盛時の1916年には県内では宇都宮に次ぐ人口38,400人を抱えていた。
1973年の足尾銅山閉山後は、過疎化が著しい。
合併直前の人口は3,000人台となり全盛時の1割にも満たなくなった。 
2006年3月20日に、足尾町や(旧)日光市などの周辺自治体が合併し、(新)日光市の一部となった。


今市市は、江戸時代には、日光街道や会津西街道、日光例幣使街道今市宿の宿場町として繁栄し、現在も、日光へ至る鉄道は今市を経由する。
かつて関東地方の北部、栃木県北西部に存在した都市であるが、旧上都賀郡。2006年3月20日に、(旧)日光市や足尾町などの周辺自治体が合併し、(新)日光市の一部となった。


藤原町は、かつて関東地方の北部、栃木県北部に存在した町。
2006年に周辺自治体と合併し、新設された日光市の一部となっており、旧藤原町域は鬼怒川地区とも呼ばれる。
鬼怒川温泉や川治温泉などの温泉を抱える町であり、町名は「ふじわら」ではなく「ふじはら」と読む。


栗山村は、県内の自治体としては最大の面積を誇っていたが、周囲を険しい山々に囲まれており、過疎化が顕著であった。県内最後の村であり、この日以来、栃木県から村が消滅した。以前はダムで自立を目指していたこともあった。
2006年3月、藤原町、今市市、(旧)日光市、足尾町と合併し、新設された日光市の一部となった。


旧日光市は、古くは鎌倉時代以降、日光権現を祀る山々が知られるようになり、江戸時代に徳川家康および徳川家光の廟地となって以来、日光東照宮の門前町として参拝客で賑わった。以後「日光を見ずして結構と言うこと莫れ」という言葉で日本中に観光地・景勝地として知られるようになった。
明治時代に入ると、海外でも景勝地として知られていた日光東照宮や中禅寺湖、日光湯元温泉、などを外国人が訪れるようになり、外国人に対応した宿泊・滞在施設が整備され、国際観光都市としての体裁が整えられていった。


次回、 「日光・足尾地区・1」





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世界遺産・日光大紀行(11) 「日光の紹介・5」

2012-11-24 14:41:33 | 日光の地域
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世界遺産・日光大紀行(11) 「日光の紹介・5」  .






日光の名称は、弘法大師・空海が弘仁11年(820年)に補陀洛山(男体山)に入山し、補陀洛から「二荒」の字を当て 音読して「にこう」になり、日光と改称したとされている。

補陀落⇒二荒(ふたら)⇒二荒(にこう)⇒日光 

その他、幾つかの説があるようだが、一つに、「日光」の字の初見は、保延4年(1138)清滝寺の大般若経の奥書(文書の左末尾:奥に、原則として異筆で書かれた記事のことで、記録・著述・経文などの巻末にその伝来、書写の年月、経緯を記したもの)にも、それらしいことが記されているという。


小生は意外と単純に考えて、勝道上人が男体山の山頂に漸く到達した時、神々しいばかりの御来光を仰ぎ、「これぞ真の日の光なり」と感じ入って、この地を日光という名を付けたのではないか。




市内の観光地・景勝地としては、他の地域に類を見ないほど多彩に存在している。
日光の寺社群は言うに及ばず、エリアとしての日光の日光連山(男体山、大真名子山、小真名子山、女峰山、赤薙山、太郎山など)、中禅寺湖、華厳滝、竜頭滝、戦場ヶ原、湯滝、湯ノ湖や日光湯元温泉、そして行政地域としての現日光市域の鬼怒川温泉、川治温泉、湯西川温泉、鬼怒沼湿原、龍王峡、足尾銅山などがある。
そして、遂に1999年には「日光の社寺」として、寺社群が世界遺産に登録された。



先ず、日光の自然の成り立ちから、

日光白根山2577.6m(関東以北の最高峰、日本百名山)、男体山2484.4m(日本百名山)、女峰山2463.5m、大真名子山2375.4m、小真名子山2322.9、太郎山2367.5m。
滝、湖、湿原、森林が織り成す変化に富んだ美しい日光の自然は、男体山を中心に連なる火山によって形造された。


約2万年前の男体山の噴火によって流れ出た溶岩は谷をせき止め、中禅寺湖と古戦場ヶ原湖(最初は戦場ヶ原も湖であった)を造り、古戦場ヶ原湖はさらに軽石流の堆積と土砂流入で今日の湿原となった。

また奥日光にユッタリと聳える「三岳」の噴火は、湯ノ湖や切込、刈込湖を造り出し、更に、日光連山(火山群)は湯元温泉や奥鬼怒温泉郷など多くの温泉資源ももたらしている。


湯ノ湖から流れ出た水は湯滝を下り湯川となって戦場ヶ原を蛇行し、赤沼から流れは早くなり、竜頭滝を駆け下り菖蒲が浜で中禅寺湖に至る。 
中禅寺湖を漂った水は華厳滝を落下し大谷川となり、日光市街で雲竜渓谷から流れ下ってきた稲荷川と合流、今市へと流れて鬼怒川、利根川となるのである。





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世界遺産 日光大紀行(10) 「日光の紹介・4」

2012-11-24 14:36:22 | 日光の地域
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  世界遺産 日光大紀行(10) 「日光の紹介・4」   .




八丁出島の中禅寺湖と男体山




現在の日光市は、平成の大合併において、平成18 年3 に今市市、旧日光市、藤原町、足尾町及び栗山村の2 市2 町1 村が合併し、新「日光市」として誕生した訳であるが、世界遺産で賑わう市街地に比して、その中でも足尾地域(旧足尾町)及び栗山地域(旧栗山村)の2 地域は過疎地域に指定されており、その面積は、市全体の4割を占めているという。



特に、旧日光市域には特徴があって、市街地は鬼怒川支流の大谷川(だいやがわ)中流に在る渓谷の左右河岸、標高600メートル前後の平坦地に形成されている。

大谷川をさらに遡ると「馬返」に達し、ここで平坦地は終了し、馬返の西側は峻険地で、「いろは坂」を境としてその西側に堰止湖である中禅寺湖沿岸部に標高1,200メートル前後の平坦地が存在する。


その他、やはりかつての堰止湖で現在は戦場ヶ原と呼ばれる湿原である標高1,400メートル前後の平坦地があり、さらに同じく堰止湖である湯ノ湖沿岸部に標高1,600メートル前後の平坦地・日光湯元が存在する。



日光国立公園地域を中心とする山間部の多くは、水源かん養や自然環境の保全等の機能を担う山域に指定されているほか、一部地域は水源地域にも指定されている。
また、地形は標高200メートル程度の平坦地域(市街地)から2,000メートルを超す山岳地域まで大きな起伏があり、四季を通じて変化に富んだ観光、スポーツ、レクリエーションを可能にしており、国内外から多くの観光客が訪れている。

日光の気候は、大陸性、内陸性気候に属し、年平均気温は市街地で12度程度、山間部では7度程度であり、夏季は比較的涼しく、冬季は氷点下になることも多く、四季折々の寒暖の差が美しい自然景観を醸し出している。



「日光」という単純明快な名称は、既に、明治期には日光町として存在していて、昭和29年には日光市が発足している。

元より、日光の名前の出発点は、8世紀の奈良期に遡るといわれる。
空海の書したといわれる勝道上人(後ほど解説)の碑文には、男体山を「補陀洛山」と記していて、平野から彼方に見える男体山を観音菩薩の現れる浄土として付けられたとされている。

弘法大師・空海は、弘仁11年(820年)に補陀洛山に入山し、補陀洛から「二荒」の字を当て 音読して「にこう」になり、日光と改称したとされている。


次回、 「日光の紹介・5」




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世界遺産 日光大紀行(9) 「日光の紹介・3」

2012-11-24 14:34:34 | 日光の地域
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  世界遺産 日光大紀行(9) 「日光の紹介・3」   .









「日光」という単純明快な名称は、既に、明治期には日光町として存在していて、昭和29年には日光市が発足している。


元より、日光の名前の出発点は、8世紀の奈良期に遡るといわれる。
空海の書したといわれる勝道上人(後ほど解説)の碑文には、男体山を「補陀洛山」と記していて、平野から彼方に見える男体山を観音菩薩の現れる浄土として付けられたとされている。

弘法大師・空海は、弘仁11年(820年)に補陀洛山に入山し、補陀洛から「二荒」の字を当て 音読して「にこう」になり、日光と改称したとされている。


補陀落→二荒(ふたら)→二荒(にこう)→日光 . 


その他幾つかの説があるようだが、一つに、「日光」の字の初見は保延4年(1138)清滝寺の大般若経の奥書(文書の左末尾:奥に、原則として異筆で書かれた記事のことで、記録・著述・経文などの巻末にその伝来、書写の年月、経緯を記したもの)に記されているという。

小生が勝手に解釈するなら、勝道上人は霊山・二荒山(男体山)に幾たびも挑戦して、その後、10数年後になって、やっと山頂に到達するのである。
上人は、この時山頂において霊験なる御来光を拝し、「これぞ天井天下を照らす、日の光、当地は正に『日光』の地である」と、思ったに違いない・・!?。



市内の観光地・景勝地としては、他の地域に類を見ないほど多彩に存在している。

日光の寺社群は言うに及ばず、エリアとしての日光の日光連山(男体山、大真名子山、小真名子山、女峰山、赤薙山、太郎山など)、中禅寺湖、華厳滝、竜頭滝、戦場ヶ原、湯滝、湯ノ湖や日光湯元温泉、そして行政地域としての現日光市域の鬼怒川温泉、川治温泉、湯西川温泉、鬼怒沼湿原、龍王峡、足尾銅山などがある。

そして、遂に1999年には「日光の社寺」として、寺社群が世界遺産に登録された。


次回、「日光の地域




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世界遺産 日光大紀行(8) 「日光の紹介(2)」

2012-11-24 14:32:52 | 日光の地域
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世界遺産 日光大紀行(8) 「日光の紹介(2)」 .




平成11 年に世界遺産(文化遺産)に登録された二社一寺をはじめとする「日光の社寺」、国の特別天然記念物と特別史跡の二重登録を唯一受けている「日光杉並木街道」(世界遺産の範疇に入らないのが不思議である)、日本の近代化を支えた産業遺産である「足尾銅山施設」など、文化資源や産業資源に恵まれている。

さらには、全国有数の温泉地である鬼怒川温泉をはじめ、川治温泉、湯西川温泉、川俣温泉、奥鬼怒温泉郷等、随所に湧出する豊富な温泉などの観光資源にも恵まれている。




一方、平成の大合併において、平成18 年3 月20 日に今市市、日光市、藤原町、足尾町及び栗山村の2 市2 町1 村が合併し、新「日光市」として誕生した訳であるが、その中で足尾地域(旧足尾町)及び栗山地域(旧栗山村)の2 地域は過疎地域に指定されており、その面積は、市全体の42.29%(613.16k㎡)を占めているという。


市域にも特徴があって、市街地は鬼怒川支流の大谷川(だいやがわ)中流に在る渓谷の左右河岸、標高600メートル前後の平坦地に形成されている。

大谷川をさらに遡ると「馬返」に達し、ここで平坦地は終了し、馬返の西側は峻険地で、「いろは坂」を境としてその西側に堰止湖である中禅寺湖沿岸部に標高1,200メートル前後の平坦地が存在する。


そのほか、やはりかつての堰止湖で現在は戦場ヶ原と呼ばれる湿原である標高1,400メートル前後の平坦地があり、さらに同じく堰止湖である湯ノ湖沿岸部に標高1,600メートル前後の平坦地・日光湯元が存在する。




日光国立公園地域を中心とする山間部の多くは、水源かん養や自然環境の保全等の機能を担う山域に指定されているほか、一部地域は水源地域にも指定されている。

また、地形は標高200メートル程度の平坦地域(市街地)から2,000メートルを超す山岳地域まで大きな起伏があり、四季を通じて変化に富んだ観光、スポーツ、レクリエーションを可能にしており、国内外から多くの観光客が訪れている。



日光の気候は、大陸性、内陸性気候に属し、年平均気温は市街地で12度程度、山間部では7度程度であり、夏季は比較的涼しく、冬季は氷点下になることも多く、四季折々の寒暖の差が美しい自然景観を醸し出している。


次回、引き続き「日光の紹介




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