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世界遺産 日光大紀行

織内将男のブログ; 世界遺産の日光寺社を中心に、大地域の日光を巡ります

世界遺産 日光大紀行(101)日光の自然 「西ノ湖・千手ガ浜自然探勝コース」

2014-02-18 21:14:52 | 日光の自然



世界遺産 日光大紀行(101)日光の自然 「西ノ湖・千手ガ浜自然探勝コース」




http://www.hanazakura.jp/autumn/nikko/_src/sc2052/hybridbus20rosenzu640.jpg



http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/2e/Sainoko_201010.jpg/800px-Sainoko_201010.jpg





西ノ湖は遺留湖であるため、水量が季節によってかなり変動する。
水の多い時期や紅葉の時期は特にお勧めで、訪れる人も少なく、大変静かな雰囲気に浸れる。

千手ヶ浜から西ノ湖までは、平坦な道で大変歩きやすくなっており、紅葉の時期はハルニレの大木の中に紅葉の美しいカエデ類が見られ是非歩きたいコースの一つである。



昔は西ノ湖から千手ガ浜にかけても湖の一部だったが、柳沢川などから多量の土砂が入り千手ガ原ができたおされる。 

西ノ湖は完全に埋まらずに残ったもので、このような湖を遺留湖と呼んでいる。
中禅寺湖など、奥日光の湖沼に魚が住むようになったのは、明治6(1873)年にイワナが放流されてからといわれ、現在では中禅寺湖漁協が毎年マス類を放流しており、9月には柳沢川や外山沢川などにマスが遡上-そじょう-するのを見られるという。


一帯にはクマ、ニホンジカが生息しているので、川原やヌカルミ、砂浜で足跡やフンが見られることがある。 閑散な時期は念のため熊よけの鈴などを持参するのもよい。
コース沿いにある大木はミズナラで、中禅寺湖畔に多く見られる。 西ノ湖畔は水位の変動が大きいので、水に強いヤチダモ林が見られる。


出発地点や徒歩方向は事前に調べると良い。
赤沼車庫から、西ノ湖入り口や千手ヶ浜へは低公害バス(一律300円、時間は時期、季節によって変動するので事前確認)が走っているので適度に利用する。 又、千手ヶ浜は遊覧船も利用できる。




所要時間:1時間20分(順路、逆路とも)
距離:3.2キロ
コースタイム (順路、逆路とも)
柳沢川(西ノ湖入口)⇒10分⇒西ノ湖⇒10分⇒柳沢川⇒20分⇒千手ガ浜⇒20分⇒千手堂跡⇒20分⇒千手ガ浜(⇒1時間45分⇒竜頭ノ滝)


次回、日光の自然 「戦場ガ原自然研究路コース」








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世界遺産 日光大紀行(100)日光の自然 「小田代ヶ原の貴婦人」

2014-02-18 21:07:12 | 日光の自然



世界遺産 日光大紀行(100)日光の自然 「小田代ヶ原の貴婦人」




http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/004/073/02/N000/000/001/135242211748713206587_img_6272.jpg


http://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/004/073/02/N000/000/001/135242208122213103235_img_6269.jpg






この小田代ヶ原には、「小田代原の貴婦人」と呼ばれる1本のダケカンバ(白樺の一種)の巨木な佇まいがある。

以前、NHKのニュースでも取り上げられたことがあったようだが、小田代ヶ原の展望台に、たくさんの三脚が並び、一本の木を狙って写真を撮っている風景は何とも奇妙であり、その奇妙な風景を撮っている写真家(・・?)もいるとか。 
 

小田代ヶ原の貴婦人は、ミズナラと落葉松の木に囲まれた一本の白樺であり、その白い幹が非常に目立つのである。 
そして、変化に富んだ四季それぞれに美しい姿とマッチして、それをねらう沢山のカメラマンが訪れ列をつくるのである。

戦場ヶ原の湿原内を散策するには、全体が木で作られた歩道になっていて、そこから踏み出してはいけないのである。 
なぜなら、一度踏まれた湿地の植物が回復するのには、何年もかかってしまうのである。
また、環境保護のため、小田代原へのマイカー進入は禁止で、ハイブリットバスしか立ち入ることはできない。


四季折々の自然を楽しもうとするハイカー、高山植物と野鳥が豊富で観察や撮影に訪れる人が多い戦場ヶ原だが、近年、草花を食べる鹿が増えすぎたために、花の種類も年々少なくなって来ているといわれ、そのため鹿が入りこまないよう、小田代が原周囲を電気柵で囲んで、その回復を図っているという。
 

さて、戦場ヶ原、及びその周辺のハイキングコースを紹介しておこう。




次回、日光の自然 「西ノ湖・千手ガ浜自然探勝コース」








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世界遺産 日光大紀行(99)日光の自然 「奥日光・小田代ヶ原」

2014-02-14 18:03:42 | 日光の自然




世界遺産 日光大紀行(99)日光の自然 「奥日光・小田代ヶ原」






http://homepage2.nifty.com/akebi/info/okuniko/sen01.jpg


https://encrypted-tbn2.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcSP2nLCFZ91OtFDnovqEGE-8i4ICqNGT2AUIDqJDpLdwa5ZD9jbKg


https://encrypted-tbn3.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcRp4xObW9_nEc7Xe-glnji6AAKLAloQBvvGrojqdw6LvAg7eptm




戦場ヶ原の東、湯川より西側のやや高目の湿原を「小田代ヶ原」といって、戦場ヶ原とは一線をかしているようだ。


小田代ヶ原の名前の由来は、隣の戦場ヶ原と較べると小さな「田代」、湿地、湿原という意味から付けられたと言われている。 
現在は乾燥化が進み湿原と言うより、草原という方が適しているようになっている。

だが、殆んど草原化した小田代ヶ原に、数年に一度、幻の湖「小田代湖」が誕生することがあるという。

長雨や大雨の後、南部に水がたまり「小田代湖」が出現する事があり、数日から長いときには数ヶ月続くことがありようだ。



周辺は、東側が戦場ヶ原、北側から西側が外山山麓、南側が高山山麓となっており、おおむね北 - 西 - 南の三面を山に囲まれ、唯一開けた東側も土地が隆起し広葉樹のミズナラが茂って戦場ヶ原と隔てている。

植物相は、アヤメやニッコウアザミなどの野草に混じって、ノハナショウブなどの湿地性植物も見られる。

小田代ヶ原は、こうした特徴的な地形に起因する多様な植生を有することから、日光国立公園の特別保護地域および特別地域に指定され保護されている。

さらに、近年の世界的な情勢から、2001年(平成13年)12月には環境省の日本の重要湿地500にも選定され、またその後の2005年(平成17年)には域内の44.72ヘクタールがラムサール条約湿地に登録され、他の湿地等とともに、国際的な保護体制が敷かれている。


次回、日光の自然 「小田代ヶ原の貴婦人」








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世界遺産 日光大紀行(98)日光の自然 「奥日光・戦場ヶ原」(Ⅱ)

2014-02-13 08:26:57 | 日光の自然





世界遺産 日光大紀行(98)日光の自然 「奥日光・戦場ヶ原」(Ⅱ)



http://image.mapple.net/img/user/00/00/08/71/H0000087166.jpg


http://www.sai59.net/WIDE_WALLPAPER/I1206234085_1280_800.jpg







さて、戦場ヶ原の名前の由来だが、過去の歴史上において大戦(おおいくさ)の戦闘が行われた地域で、果たして、何時の時代に、どのような戦が成されてきたのかと想像をふくらましていたが、実は、神戦伝説「戦場ヶ原神戦譚」と呼ばれる伝説からきているという。
 
チョッと拍子抜けの感であったが、神代の昔、下野の国(栃木県)の男体山の神と上野の国(群馬県)の赤城山の神が領地の問題で戦った。
男体山の神は大蛇、赤城山の神は大百足(むかで)に姿を変えて戦った。
赤城山の神は、男体山の神の助太刀の岩代国(群馬県)の弓の名手、猿丸の射た矢で右目を射抜かれ、戦いは男体山の神の勝利に終わった。
 
この戦いがあったところが、戦場ヶ原。大百足の流した血がたまったのが、赤沼であり、勝負が付いたのが菖蒲ヶ浜であり、勝利を祝ったのが歌ヶ浜と呼ばれるようになったと言われている。
それにしても、神話にも歴史上の事実が含まれていることが多いと思っているので、実際に古代の豪族が土地争いなどしたという事実があったのではないだろうか、だが、この地は神代の住む神聖な地、しかも当時としては人跡疎らな山峡の地、このような所で戦が起こるであろうか・・?。


戦場ヶ原は、その東側を(南から順に)男体山、太郎山、山王帽子山、三岳およびその山麓に囲まれ、西側は(南から順に)小田代ヶ原、外山に面する。地内西縁部にはほぼ南北方向に湯川が流れる。
この湯川に並行するように、赤沼と湯滝の間に戦場ヶ原自然研究路が設置され木道が整備されている。

2001年(平成13年)、環境省日本の重要湿地500に第1基準および第2基準適合の高層湿原および湖沼として湯ノ湖および小田代ヶ原とともに指定を受け、その4年後の2005年11月には、戦場ヶ原のうち174.68ヘクタールの地域が湯ノ湖、湯川、および小田代ヶ原と共に、奥日光の湿原としてラムサール条約登録湿地となった。

因みに、ラムサール条約は、湿地の保存に関する国際条約で、水鳥を食物連鎖の頂点とする湿地の生態系を守る目的で、1971年に制定され、1975年に発効した条約である。
「ラムサール条約」は、この条約が作成された地であるイランの都市ラムサールにちなむ略称・通称である。


東辺には湿原を貫通して国道120号が通り、その沿線に設置された赤沼自然情報センター、レストハウス三本松茶屋のほか、竜頭の滝、湯滝などが戦場ヶ原ハイキングの拠点となっている。
このうち三本松には展望台が設置されており、戦場ヶ原を東側から展望できる。
また西縁の湯川沿いの自然研究路にも展望台が数箇所備えられ、戦場ヶ原を西側から展望できる。



次回、小田代ヶ原










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世界遺産 日光大紀行(97)日光の自然 「奥日光・戦場ヶ原」

2014-02-10 10:23:19 | 日光の自然



世界遺産 日光大紀行(97)日光の自然 「奥日光・戦場ヶ原」




https://encrypted-tbn0.gstatic.com/images?q=tbn:ANd9GcSpJgZYIYOyBY2LiipcL53m9ON9cW11MVNGtkMaUWxRbSGOnwbY


http://img5.blogs.yahoo.co.jp/ybi/1/b5/39/anonymat_21/folder/515503/img_515503_53077496_0




竜頭の滝の遊歩道を登りつめること15分、直ぐ左に見えてる水量豊かな竜頭の滝は見事で、充分に目を楽しませてくれる。

そして、国道を横断して飛びぬけた所が戦場ヶ原である。
標高1,395メートル、面積400ヘクタールの湿原である。

約1万4千年前、男体山が噴火して湯川が堰き止められ、浅い湖沼だったものが堆積物によって湿原化してできた。
湿原の大部分はカヤ、スゲ(古くは笠・菅笠の材料)とワタスゲなどが生育する中層湿原で、湿原中央部付近にのみヒメミズゴケが群落を作る高層湿原である。



因みに湿原とは、「浅い沼沢地が次第に陸化し、湿原が発生し、湿原はやがて泥炭の堆積などと共に乾燥化し、森林へと遷移、変化する」とされている。

日本の高層湿原の多くは発達しても樹木が侵入することは少なく、樹林へと遷移することは、人為的な水路の掘削などの乾燥化がなければ、湿原は自らの環境形成能力により、次第に発達して面積を広げるのが普通であるとされる。

日本有数の高層湿原である尾瀬ヶ原に置いても、将来は樹木が侵入して森林化するとの見方もあるが、原則的には森林化は起こらないか、起こったとしても相当長い年月(千年、万年単位)が要するとも言われる。



湿原は主に3種に分類され、

低層湿原(Low moor)は、ヨシやガマ類など大型の植物が生育し易い環境の沼沢地で、 周辺からの流入水により養分がゆきわたり涵養される湿原である。

高層湿原(Height moor)は、主として流入水ではなく、雨水により涵養される湿原を高層湿原と呼ぶ。低層湿原において堆積が進行するとやがて周囲よりも盛り上がって、流入水の影響を受けにくくなり、小型の植物しか育成できなくなる。

中層湿原 (Intermediate moor)は、高層湿原と低層湿原の間に位置する移行帯の湿原を呼ぶ。



次回、奥日光・戦場ヶ原(Ⅱ)







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