風琴抄

ふうきんしょう…オルガンや聖歌、庭、日々の出来事

聖体賛美式

2014-08-02 | 日曜オルガニスト
正真正銘生まれて初めての「聖体賛美式」でした。
(「聖体降福式(せいたいこうふくしき)」「ベネディクション」とも呼ばれています)

ふるさとの教会では、父の若いころは毎週日曜日の夕方?にあったようですが、
第2バチカン公会議以降は実施されていなかったようで、
幼いころから、聖体降福式に関する記憶は、まったくありません。
こういう、信心業に類するものは、公会議後あまり熱心にされなくなっておりましたが、
今の教皇様は、貧しかったり教育を受ける機会に恵まれなかったりする人々の、
ロザリオや、聖体礼拝などの信心業を大切にする、
熱心で純粋な信仰心を評価なさっていますので、
今後また、少しずつ復興されていくような気がしています。

聖体賛美式とは…
見たところ、聖木曜日の、ご聖体を安置するために移動する行列をもう少し華々しくしたようで、
ご聖体による荘厳祝福がある、みたいな式です…が、
決まった儀式の他にもロザリオや聖書朗読、共同祈願など加えることもあり、
バリエーションに富んでいるようです。

今日はオルガン当番で、カトリック聖歌とグレゴリオ聖歌の伴奏をしました。
歌も最近はいろいろらしいですが、
司式される神父様から、オーソドックスな聖歌でとの指示があり、
長崎出身の信者さんが、とても懐かしく嬉しかったとおっしゃってたのが印象的でした。

画像は、昨年の聖体の主日に、
バチカンで行われた聖体賛美式のネット中継を夜中に見たときのもの。
司式はフランシスコ教皇様です。
金色に輝く聖体顕示台(オステンソリウム)等の、
カトリック全開モードな祭具類、けっこう好きです。

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