カリフォルニア便り ーFROM OQ STUDIOー

~南カリフォルニアから~
陶芸家の器と料理、時々王様の日々

パスタの思い出

2011年03月16日 | Soliloquy

毎日パスタしか食べられない時代が2年程有りました。(お金が無かった~。あはは)

今は小麦の価格が上がって、そういう訳には行きませんが、

当時は4箱のパスタが日本円で150円程でした。4箱有ると二人で8食分です。

御飯は滅多に炊けませんでした。おかずが欲しくなっちゃいますから。

安価に手に入る食品が日本とは全く違っているので仕方が有りません。

今、被災地以外でも食品の入手が困難になっているとの事。

その事を考えていたら、当時の事を思い出したのです。

無論私達の貧乏は行きたい道を行く為に模索している過程のことで、

自分達が好きで選んだ事。身から出た錆というべきかな?

食料不足で苦しんでおられる方々と比べているのでは有りません。


その頃私が絶対に諦めなかった事は、美味しく食べる工夫でした。

食べる事は生きる事。どうせ食べるなら笑って食べようと、

毎日食卓を楽しくすることばかり考えていました。

美味しい物を食べる努力をする事は贅沢な事ではないと思います。

手に入る限られた食材で笑顔をどう創り出せるか、

窮しているときこそ、クリエーティビティーの見せ所ではないかと思っていました。


そんな私なのですが、色々考えて二つの事を始めました。

食費と電気代の節約です。

停電は大変な問題になっていると知りつつも、私が節電しても。。。。。

と最初は思っていたのですが、節電して浮いた電気代をプールして寄付できるぞ!と思いまして。

食費も、パスタばかりで2年生き延びた私達ですから、節約は得意です。

そこからも寄付金が捻出出来そうです。

とりあえずの寄付金は既に手配しましたが、この戦いは長期戦。

自分たちのゴールを決めて、工夫しながらチャレンジして行きます。


笑顔の食卓は、元気の源です。どうぞ皆様も自慢の腕を振るって、

笑顔の食卓をクリエイトして下さいますよう。



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