松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆連載3回目は、「シビック・プライド政策」

2021-09-28 | 1.研究活動
 雑誌「Beacon Authority」の第三回目「シビック・プライド」が発行になった。

 この連載のテーマは、全国初の政策づくりである。これまで若者政策(新城市)、外国人の消防団員(横浜市)に続いて、シビック・プライドになった。シビック・プライドの場合は、適切な自治体がないので、本稿は、意義と政策化のポイントとした。

 この原稿は、『シビック・プライド』本があるので、その超縮小版である。この連載は、3か月に1回なので、長い論文や本を書き、その縮小版を目指している。縮小版は、書いている方は、あまり面白くないが、要点が凝縮されていて、頭の整理にはなるだろう。

 今後の予定であるが、12月の第4回は、公開政策討論会(新城市)を取り上げよう。これも、本があるので、簡単であるが、10月に行われる討論会の様子も取り入れ、実況中継風にしようかと思っている。

 困ったのは、第5回以降である。全部で8回なので、あと4回のテーマを決めないといけない。このテーマ決めが難しい。

 最初のイメージは、全国初の政策ができる理由の分析を中心に考えた。このテーマでは、空き家条例などは、面白い。もしサブタイトルをつけると、「たらいまわの政策」あるいは、「政策課題は、事務室で起こっているのではない、現場で起こっている」である。研究テーマとしては、面白いが、雑誌の性質上、読者ニーズと合わないだろう。

 そこで、先行事例の乏しい、議会や行政が、「全国初」になるような政策の紹介に転換しようと、私のほうも、方向転換を始めている。

 ラインナップとしては、
・まちづくり市民集会(焼津市)・・・これは焼津のみんなと本を書くので、出来上がったころに出すことにしよう。
・パートナーシップ条例(渋谷区)・・・これは勉強を始めているが、基本から紹介すると、ものすごく深い話になる。同性婚、夫婦別姓、憲法24条などから考えていかないといけないが、あまりに大きな森で、実際の執筆は、絞って、書こうと思う。
・ワーク・ライフ・バランス論を越えて・・・これまでのワーク&ライフバランス論では、バランスはとれないので、それを越えた論である。これも、なかなかである。
・令和時代の政策法務・・・団体自治改革にとどまっている政策法務論を住民自治から構築するという転換であるが、8回目の最後がいいかもしれない。
・安心して個人情報を使える仕組み(箕面市)なども、候補と考えている。

 いずれも、これまでの発想、あるいは社会、文化の大転換に絡むので、簡単な話ではなく、どのように進むのか、どこまで書けるのか、分からないが、挑戦してみよう。がんばるぞ!
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