松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★市民協働の考え方・つくり方(国分寺市)

2010-03-02 | 2.講演会・研修会
 市民テーブルこくぶんじと市役所の協働事業である研修会に参加した。場所は国分寺駅の駅ビル。昨年に続き、今回で2回目になるが、なぜ私が、ここで話をするようになったかは、今ではわからなくなってしまった。メンバーに、大学の同僚で、広報の専門家である宮田先生が入っていて、その関係からだろうか。ともかくテーマは「市民協働の考え方・つくり方」-協働の前に行政を知ろう-。30名ほどの市民が集まった。
 今回は、初めての試みとして、いくつかの協働提案事業の実例(障害者支援、コミュニティビジネス等)の中から、参加者が審査員になったつもりで、考えてもらうことにした(前日、泣きながら、事例をつくった)。
 そこから、感じてもらいたいのは、次の点である。
 ①行政には、限界があること。法的な限界、安全サイドにふれること、庁内合意の難しさ、財政面での制約等、これら事例には豊富に内在している。これは協働提案事業の限界をめぐる問題である。
 ②協働提案事業は行政のテリトリー内での事業であり、イニシアティブは行政が握るので、行政の意識や、やる気が大事になる。そのやる気を押す上げる仕組みが必要になる。心がけだけでは足りない。
 ③以上を打開する仕組みのひとつが、市民が市民を支えるシステムである。とりあえず1%制度を紹介したが、まだまだたくさんあるだろう。時間があれば、ここが知恵の絞りどころである。
 ④行政が使う、高度なテクニックも、この事例の中から垣間見れるが、あまりに微妙なため、研修の中ではふれなかった。
 短時間のため、わかりにくかったと思うが、もう少しブラッシュアップして、別の機会に考えてもらうことにしよう。
 終了後、市民テーブルこくぶんじのメンバー等と懇親会(ここで④を紹介した。納得とのこと)。思い切って塩分濃厚だった。
 このメンバーは、宮田先生はじめ、多彩で、面白い。とりわけ今回大いに懇親した副会長のRさん、事務局長のYさんは、どうみても多彩な経歴の持ち主で、謎に包まれている。今回は、長男の結婚式や沢内村の話になったので、謎の解明にまでいたらず、謎を残したまま、国分寺を後にすることになった。次の再会を期すことにしよう。
 お土産は、国分寺駅ビル・丸井に入っている地元のパン屋さんの食パン。
 
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