松下啓一 自治・政策・まちづくり

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★令和時代の政策法務(埼玉県都市法制連絡協議会研究会)

2020-07-31 | 2.講演会・研修会
 埼玉県都市法制連絡協議会の研究会で、令和時代の政策法務を語った。

 昭和の時代の政策法務と令和の時代の政策法務は、大きく違う。地方自治のカタチが変わったのだから、政策法務も変わるのは、当然である。

 令和の時代の政策法務は、2000年の地方分権時代の政策法務とも違う。地方分権では、地方政府を目指したが、結局、ミニ国家の枠を越えられなかったというのが私の問題意識である。ミニ国家だと、法制は、権力的な存在を乗り越えられない。昭和の時代の延長線にとどまっている。

 令和の時代は、恊働の時代なので、法務の意義や役割も大きく違う。簡単にいえば、励ます法務の登場であるが、おそらく、私が言っていることは、多くの人には、理解されないであろう。主権論がつきまとう国家とパトリオテズムを源泉とする地方自治の違いであるが、本来ならば、令和時代にふさわしい政策法務を構築する必要があるのだろう。

 とはいっても、私の研修であるから、体験談いっぱいの研修となった。今回は、減量・リサイクル条例をつくる話をしてしまった。9月に議会に提案する公表しているに、何んにもやっていなくて、急遽、6月の異動で、私が環境の計画課に移って、条例づくりをする話である。

 その分、あまりおもしろい話ができなかった。定番の「今日、松下さんが来るので、居酒屋(又は)、(若しくは)スナック、どこへ行きましょう」で、どちらが正解かを問う問題である。

 しまったと思っていたら、翌朝、今回の事務局を担当した、白岡市の担当者から、お礼のメールが来たので、この問題を出してみた。

 彼からは、半分正解の答えが、帰ってきた。「答えは、「及び」ではないですか」。うーん。なかなか、研修効果が出た回答だと思う。ちなみに、私の正解は、「居酒屋」である。いきなりスナックはきついので、すこし居酒屋でわけがわからなくなって、それからスナックだからである。

 後半の令和時代の政策法務では、新城市の公開政策討論会条例は、興味深かったようだ。


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