松下啓一 自治・政策・まちづくり

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☆区民会議の今(相模大野)

2015-02-20 | 地方自治法と地方自治のはざまで

 区民会議があった。今回も熱い議論になった。

 区民会議が活発化し、活動主体、政策提案主体となるにしたがって、既存の仕組みとの軋轢が出始める。たとえば、今回、区役所が中心となって、区内の団体に対して、協働提案事業的な活動を行うとすると、現在、本庁の協働推進担当が行っている協働提案事業との関係はどうなるのかといった問題である。

 地域活動事業は、一本化するよりは、重層的な事業があったほうがいいが、他方、組織の論理では、無駄ではないか、効率的に一本化すべきではないかという議論になって、そう簡単には割り切れない。効率も重要な価値であるからである。

 どのように考えるかであるが、地域活動の場合、市民の自発的な活動を盛り上げることが大事で、一定のシステムのなかに当てはめることは、その次に考えるべきである。実際の活動をやってみて、その中でどうしても看過できない矛盾、抵触が出たら、調整していく方が実践的である。地域活動は、しょせん、人がやることなので、理屈通りにはいかないからである。

 ともかく、闊達に発言できる会議であることが、区民会議の魅力だと思う。

 

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