大塚勝利ブログ

議員活動をお知らせしていきます。

がんと正しく向き合う/中川・東大准教授招き九州初の「生きるの教室」

2014-02-14 23:35:53 | 議会通信
今朝の公明新聞に掲載されました。


次世代を担う子どもたちに、がんの予防と治療に関する意識の啓発を通じて、生きることの意義をより深く知ってもらうための授業がこのほど、福岡県飯塚市立穂波西中学校で行われた。
 この日の授業は2年生全員(約110人)を対象に開かれ、同校での開講に尽力するとともに、がん教育の普及を推進している公明党県議団の浜崎達也、大塚勝利の両議員をはじめ、八兒雄二、守光博正の両市議らが参加した。
 「生きるの教室~がんと向き合う」と題した同授業は全国各地で行われ、今回が12回目。九州では初の試み。
 講師の東京大学医学部附属病院の中川恵一准教授が、日本人の2人に1人が、がんにかかっている厳しい現状を指摘。「がんによる死亡数が増えているのは、先進国では日本だけ」と述べ、生活習慣の改善と検診の重要性を強調した。
 このほか、がんを克服した人の体験報告や、大切な人をがんで亡くさないために何ができるかを考え、班ごとに集約して発表するグループワークなどが行われた。
 終了後、生徒は「がんについて正しい理解ができた」「病気をせずに毎日生きていることに感謝したい」などと話していた。

非行少年の就労について

2014-02-14 23:24:35 | 議会通信
県議会の委員会視察で、北九州市にある野口石油・野口義弘社長のお話を伺いました。
野口社長は、これまで不登校、刑務所、鑑別所出身者、保護観察中の少年少女たちを自らが経営する3箇所のガソリンスタンドでこれまで計117名を雇用し、立ち直り支援活動を続けられています。

・少年たちは、家庭や親の愛情不足で、周りがだれも相手にしてくれない、居場所のない、本当にかわいそうな少年であることを知りました。
・更生の鍵は、愛情を注ぐことと居場所を与えることです。仕事を通してチームワークや責任感など、家庭で教わる機会がなかった社会性を身についていくのです。
・確かにトラブルの増加などリスクはあります。だが、彼らの雇用はある意味で企業の社会的責任です。
・朝出勤してこない子どももあります。迎えに行くんですよ。迎えに行くことによって少年は行こうという自立心を持つ。
・子どもの話をゆっくり聞いて、「自分の気持ちを理解してくれた」と感じた時、はじめて心を開くのだということを子どもたちから学びました。


野口社長のように雇用しながら少年の立ち直りを支援する協力雇用主の皆様の尊い活動が少年が立ち直っていく上で、大変大きな支えとなっていることを学ばせていただきました。

北九州水素タウンを視察

2014-02-14 22:55:31 | 議会通信
福岡県議会 新社会推進商工委員会の視察で、北九州水素タウンの取り組みについて学びました。

2015年、燃料電子自動車が市場に導入されます。現在、石油メーカー、都市ガスメーカー、自動車メーカーなどの企業など
水素供給と燃料電池自動車の普及を目指す民間各社により一般ユーザーへの商業化へ向け、技術的な検証が行われています。
水素タウンでは、製鉄所からの副生水素を利用し、水素パイプラインで供給を受け、燃料電子自動車などの輸送用エネルギーとして、また家庭用エネルギーとして、安定的で、安全に供給することができるか等、実証研究が行われています。

燃料電池自動車で発電し家庭に電気を供給する現場を視察し、水素社会の到来が真近であることを実感しました。

2015年、燃料電子自動車が市場に導入されます。まずはそれまでに水素ステーションの整備が急がれるところです。

大村椿の森学園を訪問

2014-02-10 21:52:17 | 議会通信

増え続ける児童虐待。しかし保護された後はあまり知られていません。多くの子どもたちはその後遺症に悩んでいます。保護された後、家庭への復帰が難しい子どもたちのために、児童養護施設、里親、「情緒障害児短期治療施設」がありますが、大村椿の森学園は、児童福祉法第43条の5に基づく、「情緒障害児短期治療施設」として、軽度の情緒障害を有する児童を短期間入所させ、または保護者のもとから通わせて、心理療法や生活指導学習指導を通じて、その情緒障害を治すことを目的とする施設です。

情緒障害とは、保護者等による虐待や、家庭、学校での人間関係等が原因 となって、恐れ、喜びなどの基本的な感情や、行動、生理面などの不安な状態が、一過的可逆的にあらわれている状態をいいます。このような状態にある児童は、些細なことにすぐかっとなったり、衝動的であったり、ひきこもり等といった不適応行動をとることが多く、生活に支障をきたし社会生活が困難になることがあります。

子どもたちと懸命に向き合う先生たちに貴重なお話を伺うことができました。

家族と暮らせない子どもたちのために 里親養育のフォーラムに参加して

2014-02-10 21:33:07 | 議会通信
帝塚山大学 心理福祉学部 才村眞理教授の講演を聴いた。
「子どもとライフストーリーを分かち合う」

・家庭で暮らす子どもには、生まれてから現在まで、家族の語りやアルバムなどが連続している。里子や養子、施設に暮らす子どもは、どこでどんな状況で生まれたのか、乳幼児の頃の状況が不明・実の親がなぜ育てられなかったのか、事情が不明、現在まで連続性がない。

・子どもにも出自を知る権利がある。

・どんな過酷な過去を知っても信頼できる大人がいれば、子どもは乗り越えて行けるのだという信念 子どものレジデンス(回復力)に注目。

・ライフストーリーワークの意義は、子どもたちが自身の過去を取り戻し、今の状況を理解・納得し、未来に生きる力を得ることができること。

素晴らしい講演でした。


昨日鑑賞した、「葦牙(あしかび)」の中で、児童養護施設「みちのくみどり学園」の弁論大会へ向け、指導員と懸命に取り組み、誇らしくスピーチをする子どもたちの姿が浮かんできました。

子どもたちは、誰でも、レジデンス(回復力)を持っている。

私たちはその道筋を指し示していかなければならない。

葦牙(あしかび)を鑑賞

2014-02-08 21:31:24 | 議会通信
岩手県盛岡市の児童養護施設「みちのくみどり学園」での職員たちの温かなまなざしを受けながら、虐待などにより傷ついた心を再生していく子どもたち。社会的養護の現状を描いた作品です。

施設長さんが、虐待によって、カミソリのように鋭く切られた心の傷を負った子もいれば、鉈でずたずたにされた心の傷を負った子どももいるとの言葉が衝撃でした。

児童虐待が報道されていますが、保護された後についてはほとんど知られていません。
多くの子どもたちがその後遺症で悩んでいます。心のケアが必要です。

虐待を受けた男の子が「暴力の連鎖を自分の世代で止めて幸福な家庭を築きたい」との言葉。
逆境をばねにして力強く生きる子どもたち、あたたかく子どもたちを見守る大人たち。感動しました。

生きるの教室 ドクター中川のがんと向き合う

2014-02-05 22:33:21 | 議会通信
本日、飯塚市の穂波西中学校で、東京大学医学部付属病院 放射線科准教授 中川恵一氏を講師に行われた健康教育プログラム「生きるの教室」に参加しました。この教室は、中学生を対象に、がんの予防と治療に関する学びを通じて生きる力を育む取り組みです。
中川先生から生命の大切さ、がんの予防、治療の学習の中で「早期のがんは9割の確率で治すことができる」とし、生活習慣を変えることと検診の重要性を訴えました。
終了後、多くの生徒から「生きることを再確認できた」「毎日生きていることに感謝し希望を持って生きていきたい」など、感想を話していました。
がんを通じての生きる力を育む授業に大変感銘を受けました。


生きるの教室