ニュースを見ようとめずらしくテレビなどをつけたら、スターウォーズ・エピソードIIの放映予告が流れていた。それも今夜放映するという。ニュースが終わったらブログを書こうと思っていたのに、ずるずると映画を見てしまった。普通の人は話しかけられると、注意を払う。テレビは私たちにずっと語りかけてくるものだから、暴力的に私の注意力を削ぐ。
私は映画好きではあるけれど、テレビをつける習慣はあまりない。一人暮らしを始めたときもテレビは必需品だと思っていなかった。自分のために初めてテレビを買ったのは、阪神大震災の時。友達が電話してきて「見ろ」と言うものだから、その足で秋葉原へ行ってBSチューナーやパラボナ・アンテナまで一式揃えた。不謹慎極まりない友達ですみません。
テレビを買ってからも、ふと気付くと何ヶ月もつけていなかったりする。そうかと思うと明け方まで見ていることもあるけど、ドラマの曜日も覚えられないし、やっぱりテレビを見る習慣が「ある」とは言えないと思う。慣れていないからこそ止め時がわからず、一度つけると眠くなるまで見てしまうのかもしれない。ということで、私にはやっぱり2時間で終わるビデオ・DVDが丁度いい。
最近仕事を減らして時間ができたので、映画をまた見始めた。昨日は「ホワイト・ナイツ」という昔の映画を借りて見た。20年前に見た時と変わらず、この映画は面白かった。20年前と言えば、ベルリンの壁だってちゃんとドイツを東西に分けていた時代。核弾頭の載ったミサイルが空を向いていた冷戦時代の、あの緊迫感が想像できる世代には、亡命がらみのこの映画はある意味なつかしいのではないか。
ロシアからアメリカへ亡命した世界的に有名な男性バレエ・ダンサーが、飛行機の事故でロシアに不時着してしまい、軟禁状態になるところから話は始まる。監視の目を逃れて再びアメリカ大使館に駆け込むまでの緊迫した空気の中でストーリが展開していく。彼の説得役を命じられたのはニューヨーク出身の黒人タップダンサー。黒人差別に打ちのめされ、平等を掲げる社会主義に理想を見出し、ロシアに亡命した彼とのやり取りも、差別を多少なりと経験した心をかなり深くえぐる。そして圧巻なのは主役を演じ、踊るバリシニコフ。実際にアメリカへ亡命したこのバレエ界のスーパースターは、20年の時を越えてなお、大銀杏の背筋に電気を走らせてくれた。
私は映画好きではあるけれど、テレビをつける習慣はあまりない。一人暮らしを始めたときもテレビは必需品だと思っていなかった。自分のために初めてテレビを買ったのは、阪神大震災の時。友達が電話してきて「見ろ」と言うものだから、その足で秋葉原へ行ってBSチューナーやパラボナ・アンテナまで一式揃えた。不謹慎極まりない友達ですみません。
テレビを買ってからも、ふと気付くと何ヶ月もつけていなかったりする。そうかと思うと明け方まで見ていることもあるけど、ドラマの曜日も覚えられないし、やっぱりテレビを見る習慣が「ある」とは言えないと思う。慣れていないからこそ止め時がわからず、一度つけると眠くなるまで見てしまうのかもしれない。ということで、私にはやっぱり2時間で終わるビデオ・DVDが丁度いい。
最近仕事を減らして時間ができたので、映画をまた見始めた。昨日は「ホワイト・ナイツ」という昔の映画を借りて見た。20年前に見た時と変わらず、この映画は面白かった。20年前と言えば、ベルリンの壁だってちゃんとドイツを東西に分けていた時代。核弾頭の載ったミサイルが空を向いていた冷戦時代の、あの緊迫感が想像できる世代には、亡命がらみのこの映画はある意味なつかしいのではないか。
ロシアからアメリカへ亡命した世界的に有名な男性バレエ・ダンサーが、飛行機の事故でロシアに不時着してしまい、軟禁状態になるところから話は始まる。監視の目を逃れて再びアメリカ大使館に駆け込むまでの緊迫した空気の中でストーリが展開していく。彼の説得役を命じられたのはニューヨーク出身の黒人タップダンサー。黒人差別に打ちのめされ、平等を掲げる社会主義に理想を見出し、ロシアに亡命した彼とのやり取りも、差別を多少なりと経験した心をかなり深くえぐる。そして圧巻なのは主役を演じ、踊るバリシニコフ。実際にアメリカへ亡命したこのバレエ界のスーパースターは、20年の時を越えてなお、大銀杏の背筋に電気を走らせてくれた。