大銀杏ジュンコ  オオイチョウ・ジュンコ

女性として生きる知恵、大銀杏ジュンコがホンネで書きます。人を傷つけるためではなく、私の理解を深めるために。コメント歓迎!

肌あれ・ニキビ

2005-03-04 12:35:47 | 健康と美容
20代後半に行くに従って毛穴と言う毛穴がすべて膿を持ったように腫れていった。こんな醜い肌があるのかと自分でも驚くぐらいひどかった。結論から言うと、お茶も食べ物も運動もやめて、とっとと薬で治して楽しい日々を送ったほうがいいということ。体験談は最後に書いておきましたので、手っ取り早く直る方法を知りたい方のためにいきなり本題にはいります。因みに現在の私は何を食べようと飲もうと夜更かししようとにきびなんて一つも出ないお肌になりました。ピル以外の薬も飲んでいません。

にきび症を治すには:

1.抗生物質を飲む  半年は最低飲む。1年以上飲む人もいるんだから。
2.低量ピルを飲む  女性ホルモンの分泌で肌もきれいになるし生理も軽くなる
3.運動をやめる   水泳もサウナもやめて、30分程度の散歩をたまーにした。
4.パッチテストでアレルゲンを特定する
5.ビタミン剤を飲む(B,C) 医者からもらうと安いし高濃度なのでオススメ

詳細

1.抗生物質を飲む
私が飲んだのはミノマイシン。朝晩一錠ずつ飲むのを1年半ほど続けた。抗生物質は一度飲み始めたら完治するまで飲み続けないと耐性菌(薬が効かない菌)を作り出してしまう可能性があるので、自己判断で絶対に辞めてはいけません。よくなったから、できるだけ薬に頼りたくないから、そういう理由で辞めてしまう人は泥沼にはまっていきます。

2.低量ピルを飲む
これは立派なホルモン剤です。最近は血栓症(いわゆるエコノミー症候群)の危険性が高まることから肌荒れの治療薬として使われなくなりつつありますが、過去20年間欧米では普通に使われつづけてきました。どんどん飲んでください。

3.運動をやめる
私にとって運動は趣味でしたが、それでもフルタイムで働いている社会人には多少きつかったかもしれません。体が疲れることは全部避け、ストレッチをたくさんしましょう。

4.パッチテストでアレルゲンを特定する
シャンプーや普段使っている化粧品類に意外なアレルゲンがあったりするので、自分が使っているもの(口紅やアイラインも含めて)全部を医者にもって行き、テストをしてもらいましょう。このテスト、実際には自分でもできることだけど、面倒くさくてどうせやらないだろうから医者で金払ってやってもらってください。その価値はあります。なんとなくの気持ちで調べてみたら5年以上も使い続けていたヴィダル・サスーンのシャンプーにアレルギー反応がありました。

5.ビタミン剤を飲む(B,C) 
B,Cは基本です。食べ物なんて気を使ってられませんからビタミン剤を適量飲みましょう。ビタミン剤と言えどもビタミンBの飲みすぎは害になりますから医者の指示には従いましょう。


やらなかったこと
食事改善  肌の状態には関係があるけど、荒れ果てた肌には関係ない。おいしいもの食べよう。
禁煙    これも同じ。喫煙はよくないけど直接の原因じゃない。
運動    ストレッチぐらいで十分
はと麦茶


<体験談>
毛穴と言う毛穴がすべて膿を持ったように腫れたことがある。そこまでひどかったのに私は心のどこかでニキビだからそのうち直ると思っていたのです。現実を正しく見ることができなくなっていたのです。ふと気づいたのは生きていくことを諦めようかと思い、悪夢から覚めた心持ちで自分を見つめなおしたとき。鏡の中の自分に、「あなた、どうしたの?そんなにひどくなって!将来なんて捨てていいからとりあえず直しなさい!」って言っていた。そうだった。

私は人類の未来に貢献するような研究開発に身を捧げている天才ではなく、いようがいまいが日本経済に影響を与えない程度の人物だった。なのに高校中退から少しずつ這い上がってきた自分を、SEという名前でもう少し飾りたくて女を犠牲にしている20代のいかれた女だった。
仕事なんかさっさと辞めて皮膚移植でもサイボーグ加工でも何でもやってきれいな肌を手に入れ、普通の女になりたいと思った。それが普通の女なんだと気づいた。

大人のニキビ特集をしていた雑誌を手に入れ、とりあえず六本木の病院に電話を入れる。職場から近いことだけが理由だった。予約を済ませるとますます頭がすっきりしていたのを覚えている。スキーには惜しみなくお金を費やすけれど、化粧品やブランド物は買わない。いつのまにか自分に着せていたかっこいい女の鎧が私をそんなにも縛っていたことにやっと気づき始めた。いくらスポーティーでかっこつけててもブスだったからどうしようもないのにね。

それまでも何度か皮膚科に行って抗生物質やビタミン剤をもらったりしていたけれども、2週間分とか処方されてそれが終わるとそれで終わりと言うことも多かった。せいぜい3回ぐらいかな?それぐらい通ってもぜんぜん代わり映えしないものだから、次の薬をもらいに行こうという気持ちになれなかった。でも自分で治そうという気持ちになって医者に行くと、自然に「長期的に飲んでも大丈夫なんですか?」などなど質問が出てきて、その会話の中でようやく抗生物質は直るまで飲み続けないと自体を悪くさせてしまう可能性があることを理解できたのさ。

ただし、抗生物質を飲んでいるだけではやはりぽつぽつとニキビはできた。すっかりなくなったのはピル飲み始めてからだ。ピルを飲み始めてニキビがなくなってからは抗生物質には一度も戻っていない。ピルを止めていたときもニキビは出なかった。結局ニキビは体質でもなんでもなく、一度崩れてしまった生態系が元に戻りにくいように、一度なくしてしまった肌の健康を取り戻すには都会の生活はあまりに厳しく、私たちの体はそれについていけるように進化しきれていないということかもしれない。

最後に、肌あれがひどかった知り合いがきれいなお肌になっていたとき、どうしたのか聞いた。彼女は「あれ?そういえばいつの間にか直ったなー。あなたもすぐ直るよ!」とかわいらしく言ったけど、その彼女を同じにきび専門の病院で見かけてしまった。肌の悩み、女性には心をゆがませてしまうほど酷なものだわね。

具体的に私が使っている肌ケア商品や病院名を知りたい方は連絡くださいね。


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