Disk Brake Pad

2022-09-04 | Weblog
先日の(といっても夏前だが…)甲府ツーリングの折に、ディスクブレーキのパッドの減りがやばいと指摘されていた。ある日突然パッドごと脱落して消え去るらしいです。なので交換しようと取り寄せていたのだが、暑さで機能停止。ちょっとマシになってきたのでやっとこさ手をつけます。片側に至っては0.5mmくらいになってる…。



それに対して新品が10mm弱。想像以上に減ってた。しかもこの厚さだとブレーキフルード抜いたりしなきゃいかんな…。



…面倒な作業になりそうな予感がしたので、大人しくVMSにやってきました。全バラしてメンテナンスも兼ねます。早速回らないフタ。



バーナーで炙って膨張させると簡単に回る。



ピストンもそのままではびくともしなかったのでさらにバーナーで炙り…一度奥に押し込んでOリングを取り、その後抜くと言う手順でとる。抜けたピストンはなかなかの状態。しかもこっち側のピストン、逆に組み付けられてた。誰だよ組んだやつ…(俺)



残りは奥のピストンだが…。苦戦の予感しかしない。



結局抜いたピストンとOリングをフタが閉まる程度のところまで押し込み、蓋をちょっとだけ閉めて密閉し、バーナーで熱した後、バンジョーボルトの穴からエアを吹き込んで空気圧でポン!と抜く。これに午前中いっぱいかかりました。



ここから奥のOリングを引っ張り出し、ふたつのピストンを奥にどっつくように押し込んで、手前のOリングを再度取り外せば…。やっと両方のピストンが抜けます。





抜けたピストン。ガビガビです。



シリンダー内部も傷や固着の跡が…。軽くオートゾルしておきましょう。



ピストンは幸い中古良品があったので交換。これも一応オートゾルで磨き、シリンダーに入れてみて引っかかりなどがないか確認。



組む準備ができました。



組むのは簡単。パッドのシューの外周をヤスリで軽く面取りしておくと、すぐに面あたりしていいらしいです。



そして最後に苦手なエア抜き。ドット4なので塗装面につかないよう慎重ににぎにぎする。



完成。



以前より効くポイントがずいぶん握ってからになった。効きもややふわふわしているが…乗ってるうちに効いてきたのでまあたぶん大丈夫でしょう。