自転車に 襲われ苦しむ この地獄

今日も…シェアサイクルで移動の僕です。
たくさんの中から…真ん中の自転車です。
バッテリーも満杯で…これを選びました。

カギを開けて…出発します。
まずは…自転車に跨ぎました。
すると…バランスを崩しました。

危ないと思い…隣の自転車を掴みます。
だが…その自転車もバランスを崩します。
必死にこらえている僕ですが…ダメでした。

「なんということでしょう～～」

僕が跨いでる自転車は…敢え無く倒れます。
当然のこと…支えていた自転車も倒れます。
その自転車は…横の自転車たちも倒します。

「なんということでしょう～～」

何かの拍子に…反対側の自転車たちも倒れます。
つまり倒れている僕の上に…自転車が倒れます。
僕は自転車を下に従え…自転車達の下敷きです。

「なんということでしょう～～」

すぐに立ち上がろうとしますが…立てません。
力が出ない状態で…踏ん張っても無理なのです。
腰が抜けている感じで…もがいている僕なのです。

「なんということでしょう～～」

周りを見渡しても…誰もいないのです。
むしろ…こんな恰好は見せられないです。
こうなったら…知恵の輪のように抜きます。

数分かけ…自転車群から抜けだします。
どうやら足は…完全にケガをしています。
倒れた自転車を直し…綺麗に並べる撲です。

急いで…その場から逃げる僕なのであります。

「なんということでしょう～～」
　　　　　　　　…すり傷だけですみました。