音楽一期一会

大人のピアノ教室講師の日々を綴ります

レッスンファイルNO.12

2014年07月22日 | レッスンファイル
Aさん (50代女性)girl start:2003/7

ピアノ経験:大人になってから


Aさんは
11年前にヤマハ大人のピアノ教室
はじめてコースにご入会され

「ピアチェーレ」
「大人のためのピアノ悠々塾 基礎レパートリー集」

からレッスンを始められました


その後
一時期クラシックを練習されていたこともありましたが
ほぼ一貫して
ジャズのスタンダードナンバーを
弾いておられます

コードネームを見て
アレンジして弾くことはされずに
専ら二段譜の楽譜を
ジャズらしいノリで弾くのを
楽しんでいらっしゃいます

ジャズは
同じ曲でも
アレンジの仕方で
難易度も雰囲気も変わってきます

Aさんは
暗譜が得意で
これまでも発表会で弾く曲は
すぐに暗譜をされていました


それはそれで良いことなのですが
曲のアレンジが複雑になるにつれ
楽譜を見ながら弾く
いわゆる「ブラインド奏法」も
必要になってきます

特に最近は
一曲の長さが長くなっているので

譜読みが早くできるよう
また
発表会本番でも止まらず弾けるように

なるべく楽譜を見ながら弾くことを
意識して練習していただいています


今は
土師博志さんの
「ピアノソロ ジャズスタンダードアルバム」の中から
「You'd Be So Nice To Come Home To」と
「On The Sunny Side Of The Street」を
練習中です


Aさんは
レッスン日以外にも
レッスン仲間のご友人と練習室を借りて
お互いに切磋琢磨し楽しみながら
練習に励んでいらっしゃるそうです




東京オペラシティシリーズ第81回

2014年07月22日 | コンサート

三連休は東京に行って
コンサートを聴いたり
美術館を訪れたりして過ごしました


東京オペラシティコンサートホール

大阪のいずみホールのように
壁面が木でおおわれていて
とても美しいホールでした

また
ピラミッド型の高い天井に
三角形のすごく大きな窓がついていて

外からの光が
客席に差し込むようになっていたのが
とても印象的でした


昼間のコンサートだったので
開演中も明るいままなのかしらと思っていたら

開演時間になると
三角の天窓は閉じられ
光は入らないような仕組みになっていました

私は
1階席の真ん中あたりで
聞いていたのですが

座席の傾斜がゆるやかなため
前の人の頭の影が
少し気になりました


しかし
その構造のためか
オーケストラの音が
他のホールでは聞いたこともないほど
ものすごい迫力で耳元に鳴り響いてきたのには
驚きました




7月20日(日)2:00p.m.


指揮:ロレンツォ・ヴィオッティ

チェロ:ダーヴィド・ゲリンガス


スメタナ:交響詩「我が祖国」より「ヴァルタヴァ(モルダウ)」
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調作品104
チャイコフスキー:交響曲第4番ヘ短調作品36


チャイコフスキーは
最後には思わず体が揺れて
笑ってしまいそうになるほどの
ものすごい迫力でした


ゲリンガスのチェロは
人間技を超越していて
ため息がでました


アンコールは

コリリアーノ:ファンシー・オン・バッハ
ヴァスクス:「本」 より 第2曲

ヴァスクスの途中から聞こえてきた声は
ゲリンガスさんご本人のファルセットだったのでしょうか・・・

チェロの音と美しく溶け合って
なんだかこの世のものとは思えないような
とても神秘的な響きが
会場を漂っていました