書くスピードで考える

ご存じの方もおられると思いますが、

ココに毎日ブログを書いています。

今日、数人で話をしていて

「続けられることと、三日坊主になることがあるよね」

という話をしていました。

私はコレ以外は見事に三日坊主なので、

「なんでコレは続けられてるんかな～」とか考えてました。

これを続ける原動力は、

何かを伝えることではなくて、

自分が暮らしの中で「ん？」て思ったことを、

自分の言葉で理解したい、って気持ち。

そのままだと忘れ去ってしまう、

ささいなことたち。

それを、ちょっとだけ繋ぎとめて、

言葉を当てはめてみる。

その作業が私には必要なのです。

「私はとても続けられないわ」

「書くのはキライ」などと、

みなさんおっしゃっていましたが、

そう言っている人は、おしゃべりが得意だったり、

頭の中が理路整然としていたりするので、

きっと、書く必要がないのでしょう(^^)。

私は、アタマの回転がスローで、

わりと縺れているので、

書くくらいの速さがちょうどいいのです。

そして、書く時には読み直せるのもいい。

こうやって書いていても、

書くのと同じくらいの時間…いや、その何倍も、

自分の書いたものを読んでいます。

「この言葉で合ってるのかな？」

「こう考えたけど、ちょっと違うかも」

「あれも同じことかな」などなど。

読み返すと、またそこから広がっていく。

分岐点があって、

そこから別の道に進んでいくことも

いろいろあります。

1個しか載せないけど。

何度も何度も、行きつ戻りつすることで、

少しずつ適切な言葉が当てはまっていきます。

なんか自分の中でのリズムもあって、

そこにはまると、自分で考えてないことが、

するする紡ぎ出されることも、たまにあります。

そんな時は、2時間でも3時間でも

何か、出て来るものに身を任せて書き続け、

キーの叩きすぎで手が疲れたりもします。

「明日早いのにな～」って思ったり。

「ん？」に言葉を当てはめていく作業それ自体が、

自分を見つめ、考えていくことと同じこと。

考えていくことで、内も外も理解に近づけるし、

自分を育てることにもなっていく。

そのわりに、育たないんだけど、

これで、もやもやを放っておいたら、

どんなスピードで退化していくんだろう、って思ったら、

やっぱり私の日常の中には、

ゆっくり静かに一人で書く時間が必要なのです。

視野が狭い私には、世界や人類のことを

どうしたらいいのかなんてまるでわからないので、

せめて、身の回りの世界平和を考える。

きっかけは、自分の「ん？」が多いのですが、

それは自分について考えているわけじゃない。

「人類はこういうふうにするのかー」なんてことを、

血肉の通った形で理解しようと思ったら、

自分が一番身近な材料だからね。

そしたら、結構ダメ族なんだよな～。

…ってことがわかっただけでも、

私にって書くことは、

自分を知り、周りを愛していくのに大事な技です。