『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

労働者のように芸術家も

2022年09月28日 | 考える日々
朝、ひとフォルメン終えて(?)、
ラジオ体操のち、コーヒーを飲み、
「さ~て!」とPCの電源を入れた。

マイクロソフト提供の
最初に出て来るデスクトップ風景。
いつもは「キレイだな」と思うだけで、
スルーしている。

でも今日は、その風景に妙に魅かれて、
「起動が遅くなるな」
「寄り道したら30分潰れるな~」
と思いつつ「どこの風景?」とクリック。

そしたら、謎にピカソのページに飛んだ。

結婚した時に、
友達からピカソの額入りポスターをもらうくらい、
ピカソには魅かれるものがあるので、
その風景のことはどっちでも良くなって、
リンク先のピカソのWikiに目を通す。

ピカソって、多作だとは聞いていたけど、
生涯におよそ1万3500点の油絵と素描、
10万点の版画、3万4000点の挿絵、
300点の彫刻と陶器を制作したそうで!
合計、ざっと15万点!?

子ども時代と最晩年、戦争などを考えて、
91歳で亡くなったから、
まぁ、普通に制作できる期間が75年として、
15万点を75年って、どういうペース??

1年に2000点。
1年54週として1週間37点!!
1日5点以上、365日75年間
毎日休みなく作った計算になる。
週休2日で換算したら、
75年間ずっと1日7点以上を作ったことになる

おお~~~。

てか、こんな膨大な数、
誰が数えて管理したんだ?
15万点って!

このブログ、10年以上書いてるけど、
2000記事もないぞ。
フォルメンだって、
まだ数百枚程度だぞ。

驚愕~~!

そして、一番下の「語録」の欄までくると、
以下のような言葉が。

労働者が仕事をするように、
芸術家も仕事をするべきだ

おお~~~~~!!!

勤勉であることと、
芸術家であることは、
あんまり関係ないと思っていたけれど、
そんな余裕かましてる場合じゃないね。

朝9時から夕方17時まで、
制作してる人が言うならいいけどさ。
ダラダラしながら言うことじゃない。

人を愛すること、生きることに使う以外は
すべての時間を制作に当てた、
くらいのペースで、取り組んだ生涯。

過集中の人になりたい…。
何もかも周りが見えなくなるくらい、
必死に向き合う人の力に憧れる。

その中で、ひらめきも生まれるし、
技も画風も育っていく。

そういえば、
妊娠中に、社会から離れて、
たっぷり1人の時間があった時に、
朝から晩まで、手書きで思いつくまま
ノートを埋めていた時期があった。

それまでの自分をリセットして、
なるべくキレイな自分で
赤ちゃんに来てもらおう作戦。

それって、私には「掃除」
みたいなイメージだった。
処世術やズルや不安で溜まっていくような、
精神のゴミをキレイにしていこう、って。

ピカソの場合、もしかして、
そういうゴミがなかったから、
全部、作品になっていったのかしら。
そんなわけないか??

すごいな~~。

まぁ、ピカソにあったかどうかわかんないけど、
自分には、確実にあった(というか今も「ある」)、
処世術やズルや不安みたいなものも
人間らしくて愛おしいけどね。



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