中2の娘が、2週間ほど前、
急に「塾行くわ!」と宣言しました。
あら? 急にどうした???
小学校の時に「ピアノ習いたい」と言って以来。
これまで、子どもが育っていくのを見守りながら、
「自分に必要なものを子どもは知っている」
という事がわかっているので、
「寄り添って見守る」スタンス。
そもそも人様の人生をリードする能力なんかないし。
なので、彼女の突然の変化に、興味津々です。
「次のステージ、来た~!」って感じ。
初めての塾は物珍しくて、集中できるらしく、
自習室とやらに、夜中まで行くようになりました。
親的には、夜に子どもがいないと、
急に家の中がガランとして、少々寂しい。
ほんのちょっと前まで、
1人で留守番するのも怖がっていたのに、
すごいな~、子どもの変化。
「そんなに長いこと行った時は何してんの?」と聞くと、
「今日は明日の小テストの英単語を50個覚えてきた」と言う。
そんなの、先生がいなくても出来るじゃん、とも思ったけど、
同じ部屋で、みんなが一所懸命やってること自体がいいらしい。
わかる~。
誰かが同じ部屋にいて自分の仕事をしているだけで、
その人の力を借りて、私もピリッとできるもの。
そうやって、何時間か集中して英単語を覚える、
なんてことをやってくるのですが、
私、基本的に丸暗記って全然好きじゃなかった。
文脈とかストーリーとかを求めてた。
子どもも、そういう傾向があったのに、
この突然の変化。
本屋さんで「何でもいいから1冊買ったげる」と言った時に、
なんと、英熟語カードを持ってきたぞっ!
子どもが知らない人になっている…。
これまで、自分との関わりとか、
自然の中から抽出したことと自分をつなげて学んできた。
こうやって表面的な知識だけで入れることで、
おかしな影響は起こらないかな?
勉強モードなのはいいけど、
ちょっとそこが気になって、
神戸シュタイナーハウスの先生に話していたら
「エーテル体が完成したってことじゃないですか?」と。
身体を作るのに使われていたエーテル体が、
身体の完成と共に、自由に使えるようになり、
それが記憶をつかさどるようになったのだ、と。
ほぉほぉ。やはり、
突然の記憶ブームには、
何かの必然があったのね。
身体を作っている時には、
身体をめいっぱい動かして限界を試していたように、
今度は、めいっぱい
感情を動かしていく時期に入ったのね。
思春期ならではの危険を乗り越えるべく。
見る目のある人からは
そんな合図としても見えている、
突然の記憶ブーム到来。
おもしろいなぁ、人間。
すべてにとは思いませんが、時機としてよろしいのではなかろうかと。
すみません。いつもの思いつきで。
特定の匂いや古い歌で急に連れて行かれる事はあるんですけど。だから、すごいなぁ~と思って見ています。あ、あと昔弾いてた曲は、指が勝手に覚えてる。なにやかや、不思議な事だらけです。