『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

GWノープラン ~ご近所の冒険~

2016年05月03日 | 考える日々
出かけたついでに、子どもが
「島一周サイクリングしようよ!」と言い出す。
たいした距離じゃないし。もちろんOK。

明るい海沿いの道を走る子どもに付いていく。
横でカヤックの練習をする学生のかけ声。
その横を通り過ぎるジェットスキーの爆音。
横波がカヤックを襲う。
「自転車で走ってる横の暴走車だね」とか言いながら、
「カヤック頑張れ~」と念を送る。

島を半周ほど回ったところで、ホテルの工事現場があり、
自転車で行ける道がフェンスでふさがっていた。
そこで子どもは諦めて戻るかと思うと、
無理矢理、階段で堤防から海に降り、さらに先へ。

重い自転車を押して階段を降りるのは初挑戦らしく、
「怖い~~」と怖じ気付く。まぁ、行けるんじゃない?と思い、
ブレーキを握ったり放したりしながら
1段ずつゆっくり降りる方法を伝授。

「後ろ、ちゃんと持ってるから大丈夫だよ」と安心させつつ、
少しずつ手の力を抜いて、最後は応援だけ。
行ける行ける!

降りて、せっかくしばらく順調に走ったのに、
またしてもフェンスに阻まれる。
今度は「急な坂道を上る」か「来た道を戻る」かの2択。

どうするかな~と思っていると、
「行こう」と、坂道を登りだした。おおっ、やる気だ。
そこを上っても行き止まりなのはわかっていたけど、
せっかくのやる気につき合うことに。

しばらく行くと、堤防の上に出た。
工事フェンスと堤防の隙間は幅50センチで、
高さ3メートルほど。自転車と一緒に落ちると怪我は必至。
もう一つの道は、またしても階段を降りるルート。

どーするかな~? 見てるこっちもワクワク。
幅50センチを進むか、来た道を戻るか、階段を降りるか。今度は3択。
「どうしよう?」と聞くと、しばらく考えていた子どもが、
階段を慎重に降りだした。

今度は応援も不要。おお、成長~。
ワクワク感は人を強くするらしい。
慎重に自分の力で階段を降り終わって一言
「冒険楽しい~~~!!!」と叫んだ。
自宅から自転車で半径10分程度だけど、確かに冒険だ(^^;)。

不安な中、手探りで一歩ずつ進んでいく充実感。
知っている道に戻った時のホッとした気分。
大きなホテルの工事をうっとーしーーーーと思う気分。
それでも、ホテルステイも快適だという矛盾。

どこかの観光地のレンタサイクルで、
風をきって知らない景色を楽しむこと。
自分の住む町とみっちりつき合うこと。

甲乙付けがたい、種類の違う楽しみでした。

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