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『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

「つるの恩返し」に、人間の普遍性を見る

2020年03月15日 | 考える日々
昔話に、ふと人類の普遍性を感じて、
「そういうことだったのか~」
と感動することがありますが、
今日は、「つるの恩返しってそういう話だったのか!」
と感じた話を。

ダンナ様が定年退職した奥様が、よく
「ずっと家にいてもらっても困る」と言います。
それはまだ想像の世界でしかわかりませんが、
子どもが長期休みの時などは、
自分のことができません。

私、人と何かしている時間も好きですが、
一人の時間もすごく好きなんです。
一人の時には、ものすごくダラダラできるし、
ものすごく集中もできるんです。

というか、
誰かが近くにいると集中できないんです。
誰もいなくても集中できないけど。
あれれ(^^;)?

究極の集中は、一人の時間にしか無理。
でも、軽い集中は、
カフェとか、自習室とかみたいに、
人の目がある方が、私はしやすいかな。

誰かの気配はあるけど、
それぞれに別のことに熱中してる、
みたいなのが好き。

甘えるな?
ゴメンなさい。
でも、もうちょっと考えてみます。

つうが与ひょうに
「決して覗かないでください」って言ってるのに、
なんで男って、見に行くかな~。
じゃなくて(^^;)、

覗かれては織れない反物を織ってるんですね。
おのれをすり減らしてでも織る価値のある
美しく、神々しい織りもの。

つうが織っているのは、
究極に集中した時にだけ行ける、
「うわ、これってスゴイかも!!」っていう
ひらめきが来たりするような、
精神の世界の考えの織りなしだった気がします。

羽根を織り込んでいるのが象徴的。
地上の世界の中で、空とつながる羽根。
つまり、天への道。
天から降りて来るひらめきを織り込んでいるから、
その名も「天女の羽衣」。

全体が輝いているし、
物理的な服じゃないから、着ても重さを感じない。
真理とか、美とか、善とか、考えとか、
そういう、精神の世界から降りて来た織物だから。

たとえば
寝起きとかに何かすんごいひらめきがあって、
それを逃さないように慌ててメモして、
それについて考えようと思ってワクワクしている時。

突然、ドアを開けた闖入者に
「見て見て~?」ってヘン顔を見せられたら、
とっさにギアを合わせようとして、
「おっとととと…」ってつんのめって、
考えてたことがどっかに飛んでいく。

「ああ~~、何かわかりそうやったのに~」
でも、消えてしまったものが何かは、もうわからない。
誰も邪魔しない時でも、別にたいした事ないけど、
逃がした魚は、すごくもったいなく感じる(^^;)。

ないものねだりだってわかってるけどね。
でも、でもっ。

シンプルに言えば、「つるの恩返し」は、
「集中すると、そーゆー世界に行ける」とか、
「誰かが集中してる時には、邪魔をしてはいけない」
とかいう教えを含んだお話としても読める。

世界中に類話があるけど、
古今東西の世界中の人が、きっとそういう時、
「贅沢な事言ってるのはわかってるよ、でも、でもっ!」
って思ったから、この話があちこちにある、
と思ったら、なんかおもしろいぞ!

こないだお会いした基礎心理学の先生が
「記憶術を生み出したのは2500年前のギリシャ人で…」
っておっしゃってました。

2500年前、アテネで生きてた、
片側から布かけたような服を着た人たちも、
スピーチが覚えられなかったり、
テストの暗記に苦しんでたんだなぁ。
しみじみ。ほのぼの。うふふふ。

宇宙人にも記憶術ってあるのかな(^^)。

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