『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

役立たず気分を立て直すには

2021年01月23日 | 考える日々
人に何かを頼むのが苦手なんだけど、
そういう事が割と素直に出来る人がいる。
きっと、その人はそれまで、
信頼を積み上げてきたのだろう。

一方の私。
人に助けてもらうばっかりで、
積み上げたのは、もっぱら気持ちの負債。
人に何かを頼むのはとても苦手だ。

だからと言って、
誰かが困っている時に役立って返済できるのかというと、
それまた、今度はスキルの低さのせいで苦手だ。

引っ越しの手伝いみたいに単純なことなら、
いくらでもするんだけど、
人前に立ってで何かを伝えたり、
色んな意見を調整して関係者がみんな満足するように、
な~んて考えると、当分、返済できそうにない。

いつでも「相手の考えを変えたい」というよりは、
「相手がどう考えているのかもっと知りたい」
「どうしてそう考えるのか聞きたい」の方が強い。

インタビューして、何かにまとめる時も、
相手の思いに沿って話を聞くことが基本だから、
自分の思いを伝えて相手に動いてもらううことは苦手。

どーやったらそんなに迷いなく伝えられるんだ??
言ってることが正しかろうが間違えてようが、
まっすぐ伝えようとできる、その迷いのなさは力強い。

そんな風に、ただ聞くだけの事が多い私でも、
日常的に同じ顔触れと接していると、
ちょっと煮詰まってるような人がいたら、
聞くことが少しは役立つこともある。

だけど、自粛やら何やらで日常的に集まりにくい今は、
「聞いてくれる?」というようなニーズも目の前にはない。
そんなわけで、役立たず気分を味わいすぎて、
自分が誰かに「聞いてくれる?」的に煮詰まってきた(^^)。

ので、ちょっと聞いてくれます?
めっちゃしょーもないことなんですけど。

こういう時に
何をしたら気分が復活するかというと、
私の場合、意外なことに、
料理を作ることだったのよ。

何の歯車でもなく、誰の命令でもなく、
家にあるものを何から使うか、
無駄のないように考えて献立を作り、
考えた通りに料理する。

作るのは、野菜炒めやみそ汁という、
他愛もないごはんなんだけど、
鉄鍋のごはんが上手に炊けただけでも嬉しい。
何の矛盾もない、生きるために必要な営みが、
気持ちを真っすぐにしてくれる。

仕事が忙しい時には、外食も増えるけど、
「役立たたずだなぁ」と煮詰まっている時には、
そういうシンプルな行為で
生きていることを確かめているのかもしれないな。

もちろん、サイコーに嬉しいのは、
気心しれた人としゃべること。

あ~、でも、これがまた
「今、忙しいかな」って思っちゃうのよ。
だから、時々もらえるおしゃべりタイムは貴重品。

他に、手仕事や散歩も、
ダレた気持ちがまっすぐになる。
ピアノの練習は、豊かな気分になる。

どれもみんな、身体を使うことだね。
身体を動かすと、
自動的に気持ちもまっすぐになって、
人間味が加わっていくのかも。

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