『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

職業の「自称」問題

2020年09月08日 | 考える日々
こないだ、プロフィールを書く機会があって、
それで思い出したのが職業欄。

誰かに雇われている時は、シンプルに書けるけど、
そうでない時、職業欄に何と書けばいいのか、
いつも記入欄を前に途方に暮れている。

自営「業」と名乗るほどの仕事があるではなし、
収入は「アルバイト」以下だけど、雇われてはないし、
「無職」というには、不安定ながら仕事もする。
面倒くさいから「主婦」を選ぶこともあるけど、
自分の職業が「主婦」だと思ったこともない。

そう書いてみて、逆に、
主婦は、現金収入がないだけで軽く見られがちだけど、
誰にとってもすごく大事な仕事で、
私は、メンバーが家でくつろげて、笑顔が増えるよう、
わりと真面目に空気や食事を整えてる、と言いたくもなる。

まぁ、私はナニモノでもないから、
それでもいいんだけど。
前から気になっているのは「自称」という言い方。

以前、事件か事故か忘れたけれど、
日本を代表する漫画雑誌に連載をしている人が
「自称漫画家」って書かれてたのには驚いた。

何十万部も出てる雑誌に連載を持って、
毎週、きっちり漫画を掲載しているなら、
それって、誰が見ても立派な漫画家だよね?

大手出版社のその雑誌の担当者か誰かが
「〇〇先生がこの度…」って、
先生扱いでコメント出してるのに、
それでも彼はまだ「自称漫画家」扱いなんだ????

それだけの実績で、まだ「自称」なら
「漫画家」って公認してもらえるのは、
手塚治虫とか藤子不二雄とか、
それくらいの歴史上の人物だけじゃないの?

その人に代表されるように、
CD出してるミュージシャンとか、
誠実に何かを作り続けてる作家さんとかも、
「自称」って書かれがちだよね。



自称ってつく人と、つかない人の線引きってどこだろ?

資格試験や公認試験があるわけじゃなし、
自分でそれを仕事として真面目に取り組んでたら、
売れてるかどうか、実績があるかどうかに関わらず、
その人は
「ミュージシャン」や「工芸作家」だと思うんだけど。

「自称」ってついた瞬間、
すごくバカにしたニュアンスになるのが、
ずっと気になってた。

真っ当に働いてないからバカにしていい人、
才能もないのに、いい年してまだ諦めない人、
ちゃんと仕事しないと親泣いてるよ? みたいな事を、
上から目線で投げつけていい、みたいな空気。

「自称」と言われる人の中にも
「会社員」や「経営者」と呼ばれる人の中にも、
いろんな人がいると思うけど、
真面目に取り組み続けている人に対して
「自称」って言うのは、
すごく失礼だと思う。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ella)
2020-09-08 05:28:01
他称・・・よりよくないですか。
自称できる人は・・・立派だと思います。
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本当だ! (オキツ)
2020-09-08 23:26:56
深いコメントありがとうございます。人から違うレッテルを貼られるのはしんどいですね。そして、世間に胸を張って自称できる人は、確かに、それだけでカッコイイです!!
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ありがとうございます。 (ella)
2020-09-09 04:46:22
そんなに深くはないのです。
ただ、比較対象論で自分をはかりたくないのです。
わがままな、まだまだな天上天下唯我独尊(笑)です。
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Unknown (オキツ)
2020-09-09 08:11:29
唯我独尊を信じられる人は、周りの人にも優劣の評価をつけない人なのかも知れません。
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