『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

ふさわしくなくても、そこから考えればいい

2022年08月04日 | 哲楽cafe
関心が薄いくせに
政治をテーマに考えてみるのは、
そろそろゴチソウサマですが、
最後にもうひとつだけ。

私が個人的に政治に求めていることは、
「空気みたいに、みんなが普通に呼吸できる状態なら、
特別、意識したくないのかも」だということを、
こないだ対話の中で発見しました。

あ~もう、めっちゃ怒られそう。
でも、問題ある時だけイラッと意識するってことは、
意識しなくていい状態が一番いいやんね?
っていうのも、ひとつの考え。

でね。
自分の考えとは真逆の
「政治を良くするために、政治に関心を持とう!」、
も間違ってない。どころか、めっちゃ正しい!
関心を持つ人が多ければ多いほどいいと思うもの。

私が「政治は、政治家さんに頑張って欲しい
(みんなが目の前の仕事頑張ってるように)」
と考えていることと、
それが、社会や時代にふさわしい考えかどうかとは、
全然別の話です。
たぶん私の考えはふさわしくない。

だって、
ちょっと関心を持った瞬間に、
今の政治の怖さが目に飛び込んできたもの。

政治家さんたちはたぶん、
いろんな陰謀策略魑魅魍魎のストレスの中で、
モノゴトをより良く進めようと日々戦っている。

そんな時、
いつもみんなが暖かく見ていてくれるなら、または、
いつも厳しく監視されてると思えば、
数や暴力に頼ったり、弱い者いじめをせずに
モノゴトを進めていこう、と思いやすいだろうから。

ただ「暴走を許さないためには、
政治に関心を持たなければ」という正しさを
頭では完全に同意していても、
心には、ちょっとムリがあるんだよね。

「欲しがりません、勝つまでは」も、
「丸刈り、詰襟が学生らしい」も、
「施設内で生き物を飼うのは不衛生です」も、
さらには「不要不急の活動・移動は自粛しましょう」も、
その時代・シーンでは、
それぞれ常識的で正しいことだとわかってる。
でも、気持ちは? 自分の価値観とのギャップは?

まず、
自分の考え、価値観を知ることが大事。
その上で、
時代のニーズや常識、正しさと照らし合わせて
その時々で必要な行動をするために
自分の側の出力をチューニングする、
という順番がいいな。

具体的には、
社会人としての常識はいったん黙らせて、
以下の順番で自分の内面を見てみる。

①自分の現状を肯定し、自分の目で確かめてみる。
(たとえば「政治のことを何も知らない」とか、
「あんまり関心ないんや、ふーん」とか)
②そこから自分で考えてみる。
(大事なはずやのに、なんで関心ないんかな?)
③自分の感じ方にも、そっと耳を澄ませる。
(難しそうやし、黒そうやし、弱肉強食そうやし、
そんな怖い世界に近づきたくないな
④ ①~③を繰り返しながら自分の価値観を知る。
(条件や制約をつけずに誰でも自由に暮らせる場所が、
キレイな空気みたいに全体を覆ってる社会を、タフな政治家に託したい)
⑤出力をチューニングする
(ずっとは無理でも、選挙前くらいは
選挙広報見たり演説聞いたりしよっかな)
みたいな感じ。

めんどくさいけど、
一人ひとりが自分で考えて行動することは大事。
時代の正しさに飲まれて、
他者を否定したり、異分子を排除したりしながら、
一斉にどこかに向かって雪崩れていくのは、
ちょっと違うよな、
いや、だいぶん怖いよな、と。

こんなにツラツラ書いておいてナンですが、
ちょっと見ただけで、
政治めっちゃ怖いことになってるじゃん!
数に頼らず、ちゃんと話し合いを重ねて、
所属や立場じゃなくて、
自分が正しいと信じることやってほしい。

って、誰に言えばいいんだか!!

そりゃ、難しいでしょうよ。
そんな世界で自分を生かそうっていう人は、
よっぽどタフでクレバーで理想に燃えた人だよね??
選挙の時だけは託す人を真面目に選んでるのに、
あんまり反映されたことがないんだけど??

ともかく、いろんな立場、角度から、
いい社会を作ろうとしてる人が山盛り。
バカはバカなりに、エライ人はエライ人なりに、
誰か・何かに役立ちたいと考えて、
それを繰り出していけたらサイコー!


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