『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

紙の本、賛歌

2021年06月25日 | 考える日々
休憩時間に、いつも本を読んでいる人がいる。
こないだ、その人としゃべってたら、
「紙で読めるものを
わざわざスマホで読む意味がわからない」
と言う。同感。

私も、すぐ手に入らなくて何日か待つとしても
紙で読みたい。
ダウンロードして読むと、
持ち運びに便利だし、品切れもないし、
保存場所も必要ないけど、
電子書籍は全体の一覧性が著しく悪い。

「どの辺やったっけ?」って探す時、
紙の本なら、内容じゃなくて顔がフックになる。
後ろからこのくらいのページで、
左側に余白がいっぱいあるあたりで1行空いてた、
何色の線がこの辺に引いてあった気がする、
みたいな顔を頼りに、ペラペラめくりながら探し出せる。

検索ワードを覚えてないけど、
この辺に確か大事なこと書いてあった、
みたいな感じの言葉が、
「こんな感じのとこ」というイメージだけで探し出せる。

荷物を減らすしたい旅行や出張に、
移動中に読む本を何冊も持って行ってたのが、
遠い昔のようです。
重かったから、何を持って行くか、
何冊持っていくか、なかなかの葛藤でした。

その点、電子書籍は荷物がなくていい。
でも、ダウンロードして読もうとしたら、
ネットで遊んでしまうんです、私。
だから、本は紙の本がいい。
本を楽しむのに必要な「没頭力」が、
スマホじゃ発動しいんだよね。

没頭、夢中、時間を忘れる…。
駅に着いてしまうのがもったいない。
本とのそういうつきあい方が、
電子書籍とは(まだ?ずっと?今は?私は?)出来ません。

何回も読んで、表紙が破れてきたり、
大事だと思って引いた線の、
いろんな色が重なって、
もはや何が大事かわかんなくなったりするのも、
大変愛おしい。

書き込みも、手書きだから、
余白に納まらずに紙を一枚貼り付けたりして。
ちょっと厚みが出てくるのもいいよね。

読みふけっている物語の、
ページをめくってめくって、
物理的に、終わりが近づいていく感触も。

まだ10ページくらいあると思って油断してたら、
8ページ分くらい、あとがきだったり解説だったりして
「だったら最後もっとゆっくり味わったのに~」
っていうガッカリ感、とか。

荷物になるのと場所を取ること以外は、
全部、紙の本に軍配を挙げる私です。

もはやノスタルジーだと言われようと、
紙の本、がんばれ! 大好きよ!
これからもよろしくね!!


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