『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

言い方は違うけど、古今東西、大事なことは同じ

2019年11月12日 | 考える日々
『超訳古事記』の著者であり、
フリーの神主でもある鎌田東二さんは、
毎朝いろんな笛を比叡山に向かって吹いておられるそうです。

石笛は垂直にぶった切って行く音の世界、
龍笛は水平に流れる音の世界、
そして、それを調和させるのが法螺貝の音だそうです。

それでふと思い至りました。

クレヨンぐるぐるを描いてみても、
精神に向かって伸びる縦線は世の中をぶった斬りますし、
(真善美を目指すと、世の中が最悪に見えますし)
世の中に働きかけるために身体を使う時は、精神をぶった斬ります。
(生きるためには、きれいごとにこだわっていられません)
その両方を結び付けるために、心の世界があります
(真善美を手放さずに妥協して生きたり)。

日本の3種の神器も、
己を見る鏡(精神に向かう垂直)、
外に働きかける刀(世に向かう水平)、
そして胎児型の勾玉 (命を現す〇) ですし、
西洋でも「知情意」の3つが人間の成長には大事だと言います。

言い方は時代や文化によってなんやかや違いますが、
古今東西、「コレが大事だよ」と示す先は
全部同じことのような気がします。

己を知って、外に働きかけ、
調和させながら生きて行く。

そんな3つの方向を意識してみれば、
私の場合「外への働きかけ」が弱いから、
そこを強化していきたいな。

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