『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

私にとって、この本は何なのか

2010年12月16日 | 『自由の哲学』
『自由の哲学』by シュタイナー。

この本は、読んでも全然わからないし、先生と一緒に読んでみてもめっちゃくちゃ難しいんだけど、何だかホントのことが書いてあり、これを理解し、生活や行動に移すことで自分が成長できる気がする。さらに自分をきちんと生かすことで、自分と周りが一緒に幸せになれる方向で進むような気がする。何だろう、この予感。

そして、何度も読む価値のあるもので、でも一人ではなかなか読めないもの。他のシュタイナーの本と違って、精神世界の事に触れず、実際に私が確かめられることだけで書いてあるってのもいいな。私、精神界のことって全然わからないし。

食べることで生きている、人とつながることで生きられる人間という存在が、ホントに自由でありえるのか? 楽な仕事や高い収入を求めたり、相手を自分の理想通りにしようとしても全然自由にならない。いくら自分の考えに没頭したくても「これ明日締切ね」とか、「ごはん、まだ~?」とかね。

なんて考えると、実際問題、生きることは不自由なことだらけ。学生時代みたいに時間の制約がなければ、今度は自分の怠惰さが自分のやりたいことを妨げる始末。テスト前に限って、普段読まないような本がやたらと面白く感じたり。まぁ、それは今でも同じだな(^^;)。自分の使える時間をすべてやりたいことに費やしているわけじゃないのに、人に邪魔されると「ちぇっ!」って思うの。勝手だなぁ。

しかも、自由すぎると不安になったりもします。フリーで働いている時には「所属感」を求めました。部屋に一人でいて動けなくなった時の「ああ、このまま誰にも気づかれないのかなぁ」という思いは、ほとんど恐怖に近いものです。

それでも、私は自由を求めているようです。誰でもそうだと思いますが、強制されて動くのではなく自分の意志で動きたい。そして、自由でありながら孤独ではなく、私が私であることを楽しみ、自由に羽ばたきながら、なおかつ、まわりの人と一緒に幸せになっていきたいのです。うーん理想だ!!

『自由の哲学』っていうタイトルであるからには、「人は自由だ」ということについて書いてあるはず。制約だらけの中で生きる人間が、もし自由であり得るとしたら、自由とは何か。どういう時に自由だと言えるのか。どうすれば自由になれるのか。このややこしい文章を、右往左往しながら自分なりに読んでみたい。


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