『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

たまには犬も食わない夫婦ゲンカも

2020年11月22日 | 手足を使う日々
20年近く暮らしているのに、
いまだにわかりあえない時がある。
そう、久しぶりに夫とケンカになりました。

基本的に能力も性格もデコとボコで、
私のあまっているところは、
夫の足りないところで、
夫のあまっているところは、
私の足りないところ。

だから、一緒に楽しめることは少ないし、
能力的にも、生活的にも、性格的にも、
共依存的になりがちだ。やばい!

それが、うまくかみ合っている時には、
自分に足りない半分、みたいに、
かけがえのないパートナーに思えるけど、
気持ちが軋み出すとやっかい。

「あ、ズレてる」と思った時、普段は
適切な距離感を保ってやりすごしたり、
「へぇ~、どーしてそう思うの?(ニコッ)」と言える。

だけど、今回はそれをやめてみた。
あと何十年か一緒にいるなら、
そこはわかって欲しいな、と思う事があったから、
伝えてみることにしたの。

今までは、モメないことが最優先だった気がするけど、
最近、感情を棚上げしないことを学習中。
心を閉じて黙らせるんじゃなくて、
開いた心が、互いに結びついたら嬉しいな~。

普段、相手が嫌がるゾーンには踏み込まないので、
急に踏み込むと、相手もビックリする。
ビックリすると、気持ちが敏感な分、攻撃的になる。
そーなると、通じる話も通じなくなって面倒くさい。

いかに敏感ゾーンに踏み込まずに伝えるかが
経験の見せ所なんだけど、
やっぱり今回もダメだった~~~~~。
ガッカリ。

なりゆきで、
「そういう事を言ってるんじゃない」と、
普段投げない強めのボールを投げ合いながら、
「受け取ってよ!」と無理な要求をすることになる。

状況を説明しようとして
Aでしょ? Bでしょ? Cでしょ? 王手!
って、詰め将棋みたいになってしまう。
しかも話下手だから、時間かかるし(^^;)。

犬も食わない空気の展開に、
中2の子どもも気を使う。ゴメン。
子どもの前で険悪になったら、
ちゃんと仲直りする所まで見せなきゃね。

時には本気でぶつかっても大丈夫。
まっすぐ伝えてケンカになっても、仲直りすればいい。
そしたら、前よりもっと分かり合える、
いい関係を作るには、時にはそれも必要よ、って所まで。

って、そんな大層な話でもなかったんだけど。
お互いに、自分は相手のココに傷ついたとか、
相手がこんなに理不尽だとか、いろんな言葉で言い疲れて、
「んで、結局何にムカついてんの?」と聞く姿勢になったら、
やっと話のもつれをほどき出せる。

経験知としては、翌日の方が穏やかに話せる。
お互いに「この状態はイヤだ」と思って、
寝ている間に精神の世界で交流してるんだ、
きっと…。

ぶつかる時には、「私とアナタ」じゃなくて、
「私たちのシアワセ」のために、
お互い、何を理解し、どう変えたらより良くなるのか、
を探す姿勢で話をすること。少なくとも、片方は。

感情的に不安定になってる時には、
そーゆー冷静な配慮がムカつくんだ。
知ってる(^^)。
でも、ホントにそうなんだもの。
ここでもやっぱり、デコとボコ。

誰がこんなに理不尽だとか、
どっちがどれほどしんどいとか、
前にはこんな事もあったとか、
つまらない脱線を繰り返す。

「何を伝えようとして、その話をしてる?」って、
何度も確認しながら、一歩ずつ歩みよって行く。

ここをこう変えてくれたら、
もっと楽しく暮らせると思うから
やってみない? っていうだけの事に
貴重な休みを半日かけてしまったよ。

結果的に、
もつれてから編み直したものは、
もつれそうだから、と編まないでいるより、
よほど暖かい生地になった。
うん、ヨシとしよう。

仲直りできて良かった。
気にしていたであろう子どもにも
「心配かけてゴメンね。
あれから3時間も話し合ってさ~」って伝えといた。
くつろいでる様子でわかったと思うけど。

夫は、白か黒かで、さっさと進めたい人なのに、
気持ちの繊細なヒダを話すの、面倒くさがりつつ、
最後まで投げ出さずにつきあってくれてありがとう。

あ~、今日は安眠するぞっ(^^)/



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