『自由の哲学』を読む ~日々の暮らしから~

日々の「?」から始めて一歩ずつ
自分で見て考えて、行動していきたい。
私の自由が人の自由にもつながりますように。

図書館が開きました。書く人と読む人の違い

2020年06月12日 | 考える日々


嬉しい!
近所の図書館が開きました!

早速行ってみると、ガラ~ン。
すべての机と椅子が撤去され、新聞雑誌の棚も空っぽになって、
人っ子ひとりいません。
日がな一日、本を読んでのんびり過ごしておられた、
年配の人たちもどこへやら。

久しぶりに図書館に行ってみて実感したのですが、
私、本の棚の間にいるのが好きなようです。

ネットでは、自分の趣味嗜好にあうものばかりが出てきます。
ヒドイものになると、同じモトネタを書き換えただけのものとか、
何のためにその労力を使っているのだ??と思ったり、
だんだん関心が散逸してしまったり。

一方、本の間を歩いていると、
私の主義主張や関心とは関係ないものがいっぱい目に入ります。
自分から探さなくても、
タイトルや背表紙が、あっちから目に飛び込んできます。
あえて関心のない棚を歩いてみても、それなりに興味をそそります。

背表紙やタイトルに呼ばれて、適当な一冊を手に取ると、
いいかげんに作られたものは、ただの一冊もありません。
誰かがめちゃくちゃ頑張って、いろんなハードルを越え、
1冊1冊、手間暇とお金と心と情熱をこめて作ったものです。

ほんと、スリスリ…したいくらい。
はい、スリスリするのは買ったものだけにします。

図書館は、カウンターでの予約本受渡しがメインになり、
「滞在時間30分程度にしてください」という貼り紙があるから、
無尽蔵に、溺れるように、本の海に浸ることはできません。

でも、その30分の間にいろんな棚の間を歩き回って、
「私と同じ考え」や「自分の興味のあるジャンル」だけで、
世の中はできてないっていうことを、
本棚の本数や段数などの体積で実感できました。

「思春期に伸びる子」のヨコに「3歳までにすべては決まる」、
「害虫駆除」のヨコに「ビオトープの作り方」、
「サブスリーでマラソンを走る」のヨコに「ウォーキングセラピー」、
「おひとりさま天国」のヨコに「ビッグダディにお任せ!」、
ああ、おもしろい。どれもこれも読みたい…。

どのジャンルに取り組む人も、
その一定期間、人生をかけて取り組んだ証だし、
自分の名前に責任を持って、矢面に立つ覚悟も感じる。

その2点が、どの本にも共通することで、
そこが、書く時と読む時の違いかなぁ。


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