統合失調症
かつて 精神分裂病と 呼ばれた 病
皆さんは ご存じだろうか
早ければ 10代で
その後も 様々な 過大ストレスが
発症の 引き金となる
日本では およそ
100にひとりが
この病と 苦闘されている
いつも 誰かに 見張られている
この 食べ物には 毒が 入っている
発症すると
信じがたい事象を 信じて疑わなくなる
その母には
50歳を過ぎた ご子息が いらっしゃる
「すいません、お母さん。僕が生きていて…」
先日 ご子息は そう 母に 言った
母が 理由を 尋ねると
「だって、こんな病気(統合失調症)になって、
満足に働けず、お母さんにも迷惑をかけ続け、
こんな僕が生きていても…」
母は
「アナタは邪魔じゃない。毎日仲良く暮らすこと
ができて、私は幸せよ!」
そう 伝えたと
そして
「この子が、これからも親亡き後を生きていくには、
例えば、ご飯の炊き方を教えてあげたいと思うんです」
「でも、それをあの子にしてあげた時、『余計な
お世話は要らない!だからお母さんは嫌いだ!』
と言われやしないかって恐怖があるの…」
「親が子にしてあげるっていう、自然のことが恐怖
だなんてネ…」
この方は 普段 とっても 快活(に見える)
また この方も
絶望を 何度も くぐり抜けてきた
からこその とびっきりの 笑顔
持って いらっしゃる
それだけに
先の様な お話は
ズドン ズドンと 僕の心に 響きわたる
真言宗 法要にて 鳴らす
あの 大きな ドラの音の ように
このような 親子を 無理なく 自然に
いかにも 支援いたします! ではなく
肩に そっと 手をあてる ような
気兼ねのない 支援…
先の見えない 先が見えない テーマ
されど ライフワークに ふさわしい
挑戦に 値する テーマ
今日も 僕は いざ !
(明治神宮境内 10月中旬撮影)