蓄音機
2022-10-27 | 詩
カフェで飲み干した運命は美女が嚙んだ椅子によって残り三分の一程になってしまったのに
時計は1時39分を回った辺りで定食の食べ滓が空の食器であったのでそこに雨水が溜まってしまったではないか!
サティはまだこないのかと確定申告をする店主の若くない方の老婆に嘲けてみたが、夜はまだ明後日の方向を指差して脇毛を掻き上げたみたいだ
ズボンの表側と裏側についてたライオンの染みを君の顔にひっかけようと・・・・・・・・
自殺した少年と私は殺人者に憧れている
だから濡れたパンツを太陽に浸した伯爵の禿げた子供でサッカーをしたが、髭の屋上に忘れたラオコーン像に謝ってから学校を卒業したのだ。
買い被った経験のインテリ野郎の袋小路の化けの皮を
猫が俺の裸足を追いかけてるとワルツが君を抱きしめた
(『蓄音機』収録)
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