俺、俳人っつっても許されなかったよ(筆・觜川おん)

転回

表情を変えられずに藻搔く者に

気付かぬ者が、全く無遠慮に波を立てる

 

うまく泣けぬ者を

泣かぬ者と理解した気で居やがる

 

おれら、こころに付着した塵は

 易く除去できぬのだよ

 

そんな事も知らずに

おまえは気軽にポップス&心のバカンス かよクソ

音楽に為れば

ダサくなる言葉しか言えぬおまへが

 

なぜおまえは如何にも疚しい存在で在るのか?

そう云った一連の常識を問題とし無いおまえに

 

全く

いいよなぁ、とぞ思ふ

いいよなぁおまえは とぞ思ふ

 

死人にこべりついた傷、の如く

俺は、

死人の傷

如る

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