自転車乗りのためのカジュアルウェアを提案する「ナリフリ(narifuri)」が、ニューヨークに海外1号店をオープンする。ジェネラルマネージャーにヴィンテージのセレクトショップなどでキャリアを積んだクリエイターのジョー・ワン(Joe Hwang)を迎えて、現地法人narifuri america Inc.を設立。これに連動する形で「アーバンテクニカルウェア(Urban Technical Wear)」という新しいキーワードを掲げてリブランディングも行い、”ネクストステージ”への進出を目指すという。
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恵比寿にショップを構えるナリフリは、「時代性に富み、自転車に乗りやすく、かつ自転車を連想させない装い」というコンセプトのもと2007年にスタート。クリエイティブ・ディレクター小林一将が「ビジネスとしてのファッション」を学んだ街がニューヨークであったことから、ブランドの新たな1歩と位置付けて今回の海外進出が決まった。新店舗はロウアーイーストサイド・オーチャード通りに4月下旬プレオープンし、7月にグランドオープンする予定。世界のトップ・オブ・トップが集まるニューヨークの街の特性から空港をイメージした内装を採用し、店内では他ブランドとコラボレーションしたポップアップショップも順次開催する。
ジェネラルマネージャーのジョー・ワンは、台湾で生まれ13歳からニューヨークに移り、パーソンズ美術大学を卒業。2007年から09年までセレクトショップ「What Comes Around Goes Around」に在籍した後、自身がクリエイティブ・ディレクターを務めるブランド「ユーエスレポ(U.S.Repo)」を立ち上げた。今回の新しいキャリアをスタートさせるにあたり、同氏は「多店舗展開を視野にナリフリの認知向上に努め、2店目はロサンゼルスにオープンさせたい」と話している。
ナリフリは、同店の詳細について2015-16年秋冬コレクションの展示会で発表。4月15日の今日から18日まで実施中の同展は代官山T-SITE GARDEN GALLERYを会場に、ナリフリとブリヂストンサイクルが協業したバイシクルブランド「ヘルムズ(HELMZ)」などを集めた共同インスタレーションも同時開催している。
■narifuri New York 住所:143 a Orchard Street. New York, NY 10002■narifuri 公式サイト