キャピタル・ワン・カップを制したチェルシーイレブン [写真]=Getty Images
キャピタル・ワン・カップ決勝が1日にロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われ、チェルシーとトッテナムが対戦した。
準決勝のリヴァプール戦では2試合合計でも決着がつかず、延長戦を戦いなんとか決勝の切符を手にしたチェルシー。一方のトッテナムはリーグ1(3部)のシェフィールド・U相手に2試合合計3-2となんとか競り勝ち、タイトルへの挑戦権を掴んだ。
大観衆の聖地“ウェンブリー”でキックオフされた試合は、チェルシーが最初のチャンスを得る。2分、エデン・アザールが倒されて獲得したFKから、ウィリアンがクロスを上げる。ジョン・テリーが頭で合わせたが、シュートは枠を外れた。
一方のトッテナムは10分、ペナルティエリア左手前でFKを獲得すると、キッカーのクリスティアン・エリクセンが直接狙う。しかしシュートはクロスバーを叩き、得点には至らない。
続く36分、エリクセンがペナルティエリアに切れ込みシュートを放ったが、ペトル・チェフがしっかりとキャッチした。
一進一退の攻防が続く中、均衡が敗れたのは前半終了間際の45分。チェルシーが右サイドでFKを獲得すると、キッカーのウィリアンがクロスを上げる。するとニアのダニー・ローズの頭をかすめたボールは、中央に流れて混戦になる。こぼれ球をテリーがシュートすると、ハリー・ケインに当たったボールがネットを揺らし、チェルシーが先制点を決めた。
後半立ち上がりから攻勢に出たのはチェルシー。49分、スローインの流れからセスク・ファブレガスがオーバーヘッドでシュートを放つ。しかしトッテナムの守護神ウーゴ・ロリスが好セーブでなんとかしのいだ。
続く56分、チェルシーは中盤からウィリアン、セスクと繋ぎ、ジエゴ・コスタがペナルティエリア左に侵入。最後は強引にニアへ蹴りこむと、ボールはカイル・ウォーカーに当たってゴールに吸い込まれた。
まず1点を返したいトッテナムは、62分にアンドロス・タウンゼントに代えてムサ・デンベレを、71分にライアン・メイソンを下げてエリク・ラメラを投入し、流れを引き戻そうと試みる。76分にはCKをケインが頭で合わせたが、シュートは枠を捉えきれなかった。
その後も追いすがるトッテナムは、87分に再びケインが決定機を迎えたが、テリーが果敢なタックルでピンチを防いだ。
このまま試合終了のホイッスルを迎え、2-0でトッテナムを下したチェルシーが、8年ぶり5度目のキャピタル・ワン・カップ制覇を成し遂げた。
【スコア】
チェルシー 2-0 トッテナム
【得点者】
1-0 45分 ジョン・テリー(チェルシー)
2-0 56分 OG(カイル・ウォーカー)(チェルシー)
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