野叟解嘲(やそうかいとう)ー町医者の言い訳ー

老医師が、自ら患者となった体験から様々な症状を記録。その他、日頃、感じていることや考えていることを語ります。

リハビリ生活1

2023年05月21日 | 日記

腰部脊柱管狭窄症(すべり症による)との付き合いを紹介して来ましたが、闘病はまだ続きます。

リハビリを兼ねてよく犬と散歩するように心がけました。担当医師の指示に従い、コルセットを常用しました。使用した製品をお見せしますが、自分が身につけた姿は人様にお見せできるシロものではありませんので、若い女性のカタログ写真です。

ご覧の通り、ソフトな素材で全体的にメッシュになっていて、背中側に合成樹脂の芯が2本入っているため、腰は前屈出来ますが背屈には制限が加わります。しかし、実際に使用して歩いていると、どうにも効果が今ひとつなのです。腰の固定感が弱く、心許ないのです。さらに散歩すると、やはり間歇性跛行が出てきます。そこで次の図のように2つ同時に(一つは前後、上下を逆にして)身につけてみました。

合成写真で、美しくありませんが、どうなっているのかはご理解いただけるでしょう。この格好で歩くと、背中がしっかりと固定され、窮屈ではありますが、足のしびれが悪化することなく、30分程度は歩けます。

この事実から腰の固定には背筋も大事ですが、腹筋の方がより重要であるという考えに至りました。そこでそれからはリハビリに腹筋強化のメニューを導入しました。詳細はまたの機会といたします。