野叟解嘲(やそうかいとう)ー町医者の言い訳ー

老医師が、自ら患者となった体験から様々な症状を記録。その他、日頃、感じていることや考えていることを語ります。

筋緊張の持続

2023年02月19日 | 日記

背中の緊張を和らげることで膝の痛みが緩和されたと書きましたが、この時、単に背中を丸くするのではなく、顎を出して「ホーっ」とため息をつく気持ちで体の力を抜かなければ、背中の緊張は取れませんでした。

同じ頃、臥床した際に再びハムストリングスや大腿二頭筋に「こむら返り」が起こるようになりました。様々な臥床姿勢を試すうちにたどり着いたのが俯せでした。それも敷き布団から顔を外し、円座を置いた上に頭を乗せるようにし、上体には布団の上にタオルケットを折りたたんだものを重ねて、腰の位置より上半身が高くなるようにします。この姿勢で完全に体の力を抜くと、何処にも「こむら返り」は起こりませんでした。この姿勢で4時間は眠れました。

さて、手術直後から足の痺れは消失していたのですが、1か月を過ぎる頃から、初めの頃と同じ足の裏の痺れ感が出てきました。執刀してくれた先生の話では、「オリジナルの症状は、なかなか消えないでしょう」とのこと。そういうものかと気にしないでいたのですが、上記の俯せ寝をするようになると、そのシビレが取れることに気づきました。そして、起床後、歩き出すと間もなく症状は再燃してくるのです。その状態で半年ほど経って、今度は智歯を抜くことになりました。当初は、腰の手術後、すぐにでも行うつもりでいたのですが、周囲から連続して手術するのは止めるように説得されて、延期していました。というのも、抜歯予定の智歯は2本で、いずれも埋伏していたため、口腔外科の担当医からは一度に抜くなら、全身麻酔が必要と言われていたからです。体に負担がかかるというので、抜歯が延期されていました。。

待ちに待った手術を行い、手術翌朝(手術は前日午後からでした)、麻酔が漸く、完全に覚めた時、足の痺れが消失していました。この時の目覚めたときの姿勢は、ギャッジベッドでわずかに頭側が上がった状態で、やや俯せの格好でした。この姿勢(腰の角度?)に秘密があると考え、その後、臥床姿勢を工夫することとなります。続きは、またこの次にしましょう。