浮遊脳内

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仮記事 ボードシミュレーションゲームSF3Dオリジナル 

2011-01-23 22:30:54 | Weblog
2011年01月23日
水道橋のマシーネンクリーガー専門模型店Nutzにて、
ボードシミュレーションゲーム SF3Dオリジナル(HJ)をハウスルール適用でプレイしてきました。


ボードシミュレーションゲーム(以下 BSLG)は兵棋演習をゲーム化したものです。
70年代末から80年代半ばにかけて日本に紹介され、当時はかなりの人気を得ました。
現在でも愛好家はかなりいらして、一説には「都内のゲームショップは模型専門店より多い」とさえ噂されるとか(ごく一部談)

HJ社は海外ゲームの邦訳出版を手がけておりまた、国産ゲーム開発にもかなり携わっていました。
マシーネンクリーガー(当時は開始当初の表題SF3Dオリジナル)も当然のようにゲーム化され、SF3Dオリジナル SF3DIIの二つが発売されています。

アイテムの存在は知っていましたが、ゲームは非常に入手しづらく、当時の雑誌を入手しても実際の雰囲気はわかりません。
プレイできる千載一遇のチャンスに乗ってきましたw


プレイしたのはSF3DIIルール準拠+射撃判定・被害判定はハウスルールでの
SLG雑誌タクティクス(HJ)掲載シナリオ
シナリオ100「拠点確保<第一回戦>」でした。

シナリオ状況は、シュトラール軍の守る道路に対して、傭兵軍が攻撃を行うというものです。
戦術想定が与えられ、そこにマシーネンの兵器群が任務を負って行動するというシチュエーションにもうドキドキですw
マップ上の道路にある三つのポイント(六角升目 以後ヘックスという)をすべて占領(コマ 以後ユニットという、がその上に乗り、以後敵に乗られていない状態)を達成すればサドンデス勝利
サドンデス勝利が達成されない場合は、損害の多い方が敗北です。

バランスは戦力的に若干傭兵軍が有利。サドンデス勝利の達成は厳しいですが、殴り合いになったとき戦力差がものを言います。

ゲームは戦術級ボードSLGでそれほどハイデータではありません。ハウスルールで補ってあり、そのテストプレイもかねていました。

ゲーム手順は、敵方の任意行動手番(以下フェイズ)味方のフェイズ 二つ一組で一巡(以下ターン)を、規定のターン数繰り返すものです。
フェイズ内で各ユニットは、射撃または移動、あるいは観測のいずれかのみを選択行動します。いずれかを選択行動すると、そのコマ(ユニット)の任意行動は終わりになります。
ただし近距離(3ヘクス以内)で射撃を受けて生き残ると、防御射撃を行えます。
近距離ほど命中しやすいため、近距離で激しい銃撃戦が起きます。
また隣接へクスに進入されるときにも防御射撃ができます。
自らは移動か攻撃しか選べず、防御射撃はできるということがかなりの変化をゲームにもたらしています。

射撃能力はレーザー、マシンガン、パンツァーファスト、ロケット弾など多数。
移動手段も歩行、ホバー、キャタピラなど多数。
射撃は判定表とサイコロ二つを用います。正規分布なので期待値予測はできますが、思うとおりに行かず、エキサイティングな展開に。

結果から言えば、サドンデスは阻止したものの、僕の大敗となりました。
スコア差はひどいものでした。二機のサンドストーカーを撃破したのみで、
ナッツロッカー3機、PKA2機以上、グスタフ2機以上を喪失><
特にナッツロッカーの一機は、射撃判定により命中を得ないうちに射撃不能となり、いきなり機能を喪失してしまいました。

1シナリオプレイで3時間かかりましたが、麻雀のハンチャンよりはコンパクトで楽しめました。


戦術的には面白い勝負を仕掛けられたものの、基本的な戦闘陣形の理解と適用がまったく不足していたことで、効率的に攻撃されたことは否めないと分析しました。 傭兵軍の基本戦術たるハイスタックに抗することができ、かつドールハウスのロケット弾集中攻撃を避ける陣形が必要となります。

その発見をゲーム中にはできませんでしたが、戦術的には面白い駆け引きを展開できて、傭兵軍の展開を抑止。
しかし戦闘で劣勢ではどうにもなりませんw


バランス的に
クレーテ<PKA<AFS<SAFS/グスタフ<<<<ナッツロッカーで
ドールハウスには遠距離ロケット弾攻撃(間接射撃)能力があり、特別な役割が与えられています。
観測目標を中心に隣接ヘクス(合計7ヘクス)にロケット弾を降り注がせて一気に攻撃できるのです。しかもロケット弾の能力はきわめて強力で、命中させればスーツはイチコロ、ナッツも撃破されえます。
このドールハウスの能力により、シュトラール軍の集中運用には若干のテクニックが必要です(そしてその開発をゲーム中にはできなかったのですw)

航空支援とノイスポッターの無いばあいのシュトラール軍は劣勢です。
無人兵器単独での攻撃には、マイナスの修正がかかります。
(というより有人ユニットかノイスポッターの「観測」行動を伴うとプラス修正されます)

傭兵軍はドールハウスの能力と、スーパーAFSの数をいかに生かすかが勝利の鍵です。
AFSとサンドストーカーは数は多いものの、本質的にはSAFSのために消耗する戦力です。
AFSとサンドストーカーのバリアを撃破できなければ、SAFS集団の進入を受け、対処が困難になります。


ということで、これまでに無い、というよりすでに忘れられてしまった方向からのマシーネン体験をしてきました。
これは復活させたいなあ。