沖縄進出への展望を語る中国のインターネットカジノ企業、500ドットコムの潘正明代表取締役社長(右)、英国のカジノ企業、レ・アンバサダー・クラブのケビン・マゴワンCEO(右から3人目)=23日、那覇市泉崎の琉球新報社
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沖縄でのカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の展開を目指す中国のインターネットカジノ企業、500ドットコム(潘正明社長)、英国のカジノ企業、レ・アンバサダー・クラブ(ケビン・マゴワンCEO)が21日に来県し、県内の大手企業関係者や首長と面談、観光施設などの視察を始めた。
23日に琉球新報社を訪れた潘社長は、富裕層向けのカジノを運営するレ社と共に、県内企業と共同で事業を展開したいとの考えを明らかにした。
500ドットコムは昨年8月に那覇市でシンポジウムを開催。沖縄でのIR整備で最大3千億円の投資を計画していると明らかにした。
潘社長は沖縄は北京や上海など中国の主要都市から飛行機で約3時間の地理的優位性があり「沖縄のロケーションは一番」だと指摘。「沖縄の地元企業とコンソーシアムでやりたい」と県内企業と共同で事業を展開したいと語った。
レ・アンバサダー・クラブは英国で「超富裕層」向けの会員制カジノクラブを運営。売上高は英国トップで、2017年は10月までの賭け金総額が1兆3300億円に上る。
ロンドンにある施設はヘンリー8世の狩猟小屋があった施設で、英国王室や政治家らが訪れるという。マゴワンCEOは「歴史と伝統のある沖縄と相性がいい。ハイエンドのカジノを提供したい」と語った。
2社は28日まで沖縄本島や宮古、八重山を視察する。
IR進出に興味を示す県内企業4社や自治体首長との面談や観光施設の視察を予定している。