プラットフォーム構想について語る吉本興業の大﨑洋社長
=21日、那覇市松尾の沖縄ラフ&ピース専門学校
------------------------------------------
吉本興業(大阪府、大﨑洋社長)は21日、沖縄を拠点に日本のコンテンツをアジアへ配信するインターネットサービス「沖縄アジアエンタテインメントプラットフォーム(仮称)」構想を発表した。
開始時期は未定だが、6月以降にサービスを担う子会社を東京都に設立し、その後拠点を沖縄へ移す方針だ。
サービスは「すべてをエンタメ化する。みんなでエンタメ化する。」がコンセプト。コンテンツは無料で利用でき、教育や観光などさまざまなテーマで、動画やゲーム、拡張現実(AR)や仮想現実(VR)体験ができるサービスなどを配信する予定。よしもとクリエイティブ・エージェンシーがコンテンツ制作を担い、トランスコスモスがプラットフォーム構築のサポートを行う。
同社は、今年で10回目を迎える沖縄国際映画祭を主催するなど、沖縄を情報発信の場として重視してきた。
大﨑社長は「沖縄の子どもや若者に夢をプレゼントしたい」と県内での事業展開に意欲をみせた。