沖縄三線.com

沖縄のことあれこれ。

「名誉ある賞」 安室奈美恵さん、県民栄誉賞に涙 翁長知事が功績たたえる

2018-05-23 23:01:20 | ニュース

翁長雄志知事(右)から県民栄誉賞を贈られる安室奈美恵さん=23日午後2時45分ごろ、県庁知事応接室

 沖縄県は23日、9月に引退を予定している県出身歌手の安室奈美恵さん(40)に県民栄誉賞を贈った。県庁で行われた授賞式で翁長雄志知事が「輝かしい活躍は県民に大きな夢と感動を与えた」と述べ、音楽界の第一線で数々の記録を打ち立てた「平成の歌姫」としての功績をたたえた。安室さんはティッシュで目頭をぬぐうなど受賞に感極まる姿を見せ、「名誉ある賞をいただきうれしく思っています。ありがとうございます」と声を詰まらせながら感謝の言葉を述べた。

 県が県民栄誉賞を授与したのは安室さんで6組目。見学者の殺到による混乱を避けるなどの理由で、授賞の決定は事前に公表せず、表彰式は非公開で行われた。

 膵臓がんの手術後、抗がん療養を続けている翁長知事は、県民栄誉賞授与のため約1週間ぶりに登庁した。翁長知事は「2000年の九州・沖縄サミットでの、日本を代表するアーティストとして各国首脳の前で堂々と歌う姿は県民として大変誇らしく、今でも鮮明に記憶している」となどと式辞を述べ、表彰状とともに、房指輪とジーファー(かんざし)の金細工作品を記念品として贈った。

 式典後、報道陣の質問に答えた安室さんは「デビューから25年間の活動で、1人でも多くの方が笑顔や元気になってくれたならば、一生懸命頑張ってきてよかったと思う」と県民へのメッセージを語った。

 沖縄アクターススクールで歌とダンスを学んだ安室さんは、1992年に女性5人のアイドルグループ「スーパーモンキーズ」のメンバーとして全国デビューした。ソロ活動に移り「CAN YOU CELEBRATE?」などヒット曲を連発し、日本、アジアを代表する歌手として活躍した。安室さんのファッションをまねる女性を指した「アムラー」現象も引き起こし、時代を引っ張った。

 昨年9月に残り1年で歌手活動を引退する意向を電撃的に表明し、現在は集大成のラストイヤーとして全国ドームツアーやアジアツアーを展開している。

 県民栄誉賞は1999年に創設された。これまで沖縄尚学高校野球部(99年、春の甲子園で県勢初の優勝)、上与那原寛和さん(2008年、北京パラリンピック男子車いすマラソン銀メダル)、興南高校野球部(10年、甲子園春夏連覇)、宮里藍さん(10年、全米女子プロゴルフツアー日本人最多勝)、仲里進さん(16年、リオパラリンピックウィルチェアーラグビー銅メダル)に贈られている。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒジャブ着用もOK! カフーリゾート、ムスリムの従業員を採用

2018-05-23 06:31:09 | ニュース

沖縄で働き始めたデデン・ドイ・ペルマディさん(左から2人目)、ギタリカ・フィトラーリャンさん(中央)、ムハンマド・イルファンさん(左から4人目)と、歓迎するKPGホテル&リゾートの田中正男社長(左)、大屋美季さん(右)=21日、恩納村のカフーリゾートフチャクコンド・ホテル

*********************

沖縄県恩納村のカフーリゾートフチャクコンド・ホテルなどを運営するKPGホテル&リゾート(田中正男社長兼COO)は本年度、インドネシアからイスラム教徒(ムスリム)の従業員3人を採用し、14日から恩納村の同ホテルでの勤務を始めた。

うち1人はムスリム女性が巻くスカーフ「ヒジャブ」を着用して勤務している。宿泊業界でヒジャブ着用を認める例は全国的にもまれという。性別や宗教の違いに関わらない多様性のある職場づくりや、増加が見込まれるムスリム観光客への対応を進める。

KPGが採用したのはムハンマド・イルファンさん(22)、ギタリカ・フィトラーリャンさん(23)、デデン・ドイ・ペルマディさん(26)の3人。現地の4年制大学で日本語を専攻したり、日本に留学経験があるなど日本に深い知識を持つ。

グローバル人材の活用を目指す県の「グローバルプラットフォーム構築事業」で昨年11月に開かれた就職イベントにKPGが参加し、面接を経て採用を決めた。

深刻な人手不足を背景に、県内外のホテルでは外国人人材の雇用が進む。一方、国内のホテルは制服など厳格な服装規定を運用する例が多く、ムスリム女性がヒジャブを巻いて勤務できる例はまだ少ないという。

ギタリカさんは面接時、田中社長に勤務中のヒジャブ着用を要望し、許可された。田中社長は「ヒジャブは眼鏡や時計などと同じく必要な生活用具の一部だ。巻くのは構わない」と語る。

学生時代に高知県へ留学したギタリカさんは「高知では珍しそうに見られることが多かったが、沖縄では外国人が多いせいか、他人に見られずに仕事ができている」と笑顔で語った。

イルファンさんは将来、インドネシアに戻り日本食レストランを開くのが夢だ。「KPGでマネジメントなどのノウハウを学びたい」と意気込んだ。

工学部出身のデデンさんは「サービスの質を効果的に高める仕組みに興味がある。このホテルで長い時間働きたい」と笑顔で語った。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハイアット瀬良垣、8月21日にオープン 沖縄で最も広いスイートルームも

2018-05-23 06:04:44 | ニュース

宿泊施設のハイアットリージェンシー瀬良垣アイランド沖縄(恩納村、野口弘子総支配人)は、開業日を8月21日に決定した。

8月分の宿泊予約を6月1日から受け付ける。

9月以降の予約は2月末から始まっている。客室数は344室で、県内で最大級の広さを誇るスイートルームも完備する。

レストランやスパ、アクティビティ等の予約は7月23日から受付を開始。

海に囲まれたロケーションが特徴である。

問い合わせは宿泊予約センター(電話)0800(222)0608


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする