沖縄三線.com

沖縄のことあれこれ。

安室ちゃんと空の旅へ 「AMURO JET」9月下旬まで運航 JTAアムラーが企画

2018-05-14 18:35:43 | ニュース

9月で引退する沖縄県出身歌手・安室奈美恵さんの活躍に謝意を示そうと、日本トランスオーシャン航空(那覇市、丸川潔社長)は14日、航空機に安室さんの写真を塗装した特別デザイン機「AMURO JET」をお披露目した。

昨年9月の引退表明を受け、社内のアムラー17人がプロジェクトチームを立ち上げて調整を重ねて実現した。メンバーは「安室さんにはいろんな場面でパワーをもらった。引退するその日までみなさまと一緒に盛り上げたい」と話した。

特別デザイン機は機体後方側面に「Thanks Namie」の文字とともに客室乗務員姿の安室さんの写真を配した。搭乗口そばにも安室さんの署名入り写真を貼りつけた。機内のヘッドレストもオリジナル仕様とし、機内では特別なビデオプログラムを流す計画だ。飛行中も地上から一目で分かるよう機体底部にも「AMURO JET」としるした。

同日午後3時10分に那覇を出発する福岡行きを皮切りに、9月下旬まで運行される予定だ。

企画した社員有志でつくる「Project A」をとりまとめた江口有希さん(31)は安室さんについて「見た目のかわいさもだが、内面的な強さにも魅力を感じる。全力で走り続ける姿がかっこよく、前を向いて歩める強い女性でありたいと思う」と思いを語る。「飛行機が空に飛び立つ姿、ファンのみなさんがワクワクする顔を想像しながら進めてきた。多くの人に乗ってほしい」と期待した。

丸川社長は「安室さんは多くの方々に元気とパワーを発信してきた。今度はわれわれが、沖縄からファンとともに感謝の思いを伝えたい」と強調した。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

これまでは廃棄、キビ先端部から製品化へ 沖縄県農研センター開発 ミネラル豊富な黒糖に

2018-05-14 05:30:02 | ニュース

沖縄県農業研究センターの前田剛希上席主任研究員らは、これまで廃棄されていたサトウキビの梢頭(しょうとう)部(先端部分)を搾った汁を使い、抗酸化成分のポリフェノールを多く含む黒糖の製造に成功した。梢頭部汁には、従来の茎だけの汁と比べカリウムは約4倍、カルシウムは約5倍、ポリフェノールは1・6倍ほど多く含まれていた。梢頭部汁を混ぜた有用成分を多く含む黒糖の新たな商品開発につながると期待される。

製糖業界では、梢頭部が混ざると黒糖は固まりづらく、品質が低下すると言われていた。収穫時に切り落とし、家畜のえさなどに活用してきた。しかし前田上席主任研究員は「不要物」とされてきた梢頭部にミネラルなどを多く含むことを発見し、梢頭部汁入りの黒糖製造に取り組んだ。

平均的なサトウキビは、梢頭部と茎を全て搾ると約15%は梢頭部汁が出たことから、梢頭部汁を15%、30%混ぜた黒糖を製造。いずれも黒糖が製造できると実証した。

100人への食味アンケート調査では、従来の黒糖と梢頭部汁入り黒糖で好みに大きな差は見られなかった。黒糖を食べた経験が少ない人は3分の2が梢頭部汁入りを好んだ。梢頭部汁入りは従来の黒糖より色は黒く、水分を多く含んで軟らかいこともあった。苦さや塩辛さを感じる人もおり、半数が味の違いを感じた。

研究で梢頭部汁を「機能性素材としては有望」と結論づけた。前田上席主任研究員は「梢頭部は不要物ではなく、有用なものだった。好みは人それぞれで、味に変化がある方がいい人もいる」と話し、梢頭部を使った新たな商品に期待した。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする