440年余の伝統を有する与那原(よなばる)大綱曳をメインイベントにした「第34回与那原大綱曳まつり」(同まつり実行委員会主催)が30、31の両日、与那原町の御殿山青少年広場で行われた。
約1万5千人(主催者発表)が来場した。
31日の大綱曳では東西に分かれた約1600人が力を振り絞って引き合い、1分46秒の熱戦の末、東に軍配が上がった。
東の勝利は6年ぶり。
綱の上に乗る支度の主題は毎年異なり、ことしの主題は「阿麻和利・護佐丸の乱」。
東の綱に護佐丸、西の綱に阿麻和利が乗り、互いににらみ合って熱戦を鼓舞した。
綱の重さは約5㌧、長さは約90㍍。結び目にカナチ棒が差し込まれると同時に激しく引き合った。
昨年までの西の5連勝を食い止めた東は旗頭を高らかに掲げ、喜びに沸いた。【琉球新報電子版】