小太郎 山へゆく。

山登りとお酒を中心とした日記です。たわごとと思って聞き流してください。

岩黒山・筒上山・手箱山(3) 2009,9,6

2009年09月13日 | 中四国の山のぼり

2009,9,6

岩黒山・筒上山・手箱山(高知県・愛媛県)

1746m・1859m・1806m

3)

土小屋-岩黒山-手箱越-手箱山-筒上山-丸滝小屋-土小屋

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鎖場に到着。まずは、石段の急登での息を整え、鎖場を見上げる。

鎖やらザイルやら虎ロープやら数本が上から垂れ下がっている。逆にこれだけあるとどれを使おうか

考えてしまう。下からルートを考えるに右側のザイル側から登るのがよさそうだ。

▲ルートを確認する小太郎

右側から取り掛かり大きな岩にかかるが、石鎚同様に足の置き場がない。仕方ないので、腕力

で引き上げてクリアする。

▲二つ目の岩場を攻める小太郎

二つ目は足場もあるし、木の根掴んで登れるので一つ目より簡単だ。

▲二つ目の岩場を攻めるヘタ子(クリックで拡大)

ヘタ子も果敢にチャレンジし、案外楽にクリアしてくる。

さあ、三つ目は・・・・・・。無い。これで終わり。

詳しい説明が載っているブログが無かったのでどんな鎖場だろうと気合いを入れて望んだのだが

ちょっと拍子抜けだ。

目の前には森と岩場が全く無くなり、熊笹の山に急坂の道が真っ直ぐ山頂に向けて伸びている。

一気に展望が開ける・・・・・・。が、先程からの天気の悪化でガスをかかり始めてきた。

道は途中で二つに分かれるが、どちらも同じような踏み後。

分からないので、尾根側の道をセレクト。しかし、笹がどんどん深くなっていく。ただ、踏み後はしっか

りしているので、歩きにくいが前に進んで行く。

するとガスの中から、大山袛神社と書かれた社が目の前に現われた。これって、大三島にある大山袛

神社と同様なのか?とにかく頭を下げ、脇から抜けていくと山頂の碑がある広場にたどり着いた。

■筒上山 12:51(1859m)

▲筒上山山頂

今回の山行の中で一番標高が高い。しかし、ガスが山を包んでしまい、全く何も見えなくなって

しまった。仕方ないので小休止の後、下山にかかる。丸滝小屋を目指し進んでゆくが、ここからが、

今回の中で一番の難所だった。

 

▲筒上山からの下り(クリックで拡大)

笹は相変わらず深く、掻き分けなければならず、しかも急坂の下りで、足下には木の根も張り出し

ていて、滑らないように気をつけていたのに、一度滑ってしまい、尻もちをついてしまった。滑落する

場所でなかったのが幸いだった。こんな道を約300mの標高差を下るのである。

 

右下に、巻き道が見え、合流したときは正直ホッとした。

■鞍部 13:47

▲丸滝の絶壁(クリックで拡大)

合流してからは、約50mを登り返す。いままでの道を考えるととても歩きやすい。

途中、丸滝小屋の南側が絶壁になっているのを、帰りに初めて知った。

 

鞍部から50mを登り返し、丸滝小屋に到着する。

■丸滝小屋 14:11

手箱越で出会ったご夫婦にここでも出会い福山から来て、これから岩黒山に臨むという。

お互いの無事を願い別れ、土小屋の標識に従って進んでゆく。

途中、岩黒山からの横道の標識からの道と合流し、土小屋を目指す。

▲丸滝小屋からの巻き道(クリックで拡大)

岩黒山が岩岩の山なのが影響しているのか、道の多くが岩を並べたような山道だ。

ただ、アップダウンがほとんど無く、緩やかに100m下って行く。

そして、丸滝小屋からCTどおり35分で土小屋に到着する。

■土小屋 14:46(1492m)

覚悟はしていたが、本当に静かな1日だった。トータル約7時間で、出会った人数は9名。

土小屋では、石鎚からの人でごった返したことを考えると、やはり100名山恐るべしである。



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