小太郎 山へゆく。

山登りとお酒を中心とした日記です。たわごとと思って聞き流してください。

寒風山・伊予富士(2) 2010,4,17

2010年04月26日 | 中四国の山のぼり

2010,4,17

寒風山(1763m)・伊予富士(1756m)

愛媛県・高知県

(2

旧寒風山トンネル-桑瀬峠-寒風山-桑瀬峠-伊予富士-桑瀬峠-旧寒風山トンネル

(1)からよむ

▲笹ケ峰・ちち山(クリックで拡大)

寒風山から東を見れば、これから登る笹ケ峰、ちち山がどっしりとした山容を見せている。

ただ、北側の斜面には樹氷を見てとれ、道が北側斜面だと難儀しそうな雰囲気だ。

行くか、やめるか、しばし考えるがいける所まで行ってみようと山頂を後にする。

が、笹ケ峰へ向かうのに山頂から一旦下りると、道は山の北側に回り込み、先程のよう

に雪に覆われていた。

一気に行く気が失せてしまい、桑瀬峠へとUターンしてしまった。

▲雪道

帰りも雪と氷の道を慎重に通過し(登りだったのでアイゼン無し)、三連続の梯子も通過し

桑瀬峠まで戻ってきた。

時間が経ち、気温も上がってきたので、氷も解けだいぶ歩きやすくなっていた。

■桑瀬峠 12:22~12:29 (1451m)

桑瀬峠まで帰ってきたが、このまま下山するのはもったいない。

スタミナもモチベーションもまだまだある。ということで、伊予富士に向けて出発だ。

▲桑瀬峠からの伊予富士

桑瀬峠を出発して、不思議な現象が起こった。空からダイヤモンドダストのようにキラキラとした

ものが降ってきた。見上げても、空は快晴なので降ってくるはずがない。

幻覚を見ているのかと思ったが、すぐに正体が判明した。

北側斜面の樹氷が北風に煽られて、降ってきたものだった。

▲伊予富士(クリックで拡大)

いつ来てもこの稜線は美しい。三嶺の稜線と同様に小太郎お気に入りの道だ。

穏やかで、気持ちのいい稜線歩きを楽しみながら、最初に伊予富士に登った時、あまりの

しんどさに最後の急登の手前でやめて帰ろうかと思った。ましてや、寒風山とダブルなんて

とうてい無理と思っていたことを思い出していた。

しかし、年月が過ぎ年齢が上がっているにもかかわらず、寒風山だけでは物足りないと思って

いる自分を不思議に思っていた。

▲最後の急登を控えて

あとは、最後の急登に雪が無いことを祈るばかりだ。

▲壁のような急登

目の前には壁のように迫り来る急登だ。

▲最後の急登

最後の急登に差し掛かる。標高差150mほどだが、両手を使わないと登れないような

斜面もある。足を滑らせると、確実に滑落してしまうだろう。焦らずに一歩一歩登ってゆく。

雪が無いのが幸いだ。何度も何度も立ち止まり、息を整える。

そして、無事に伊予富士の山頂に到着。

■伊予富士山頂 13:48~13:55 (1756m)

▲伊予富士山頂(クリックで拡大)

伊予富士山頂は、貸切状態だった。ゆっくりと360度の大展望を心行くまで堪能した。

さあ、下山にかかろう。山頂直下が急登だった為、下りるのも気を使う。ここも足を滑らせれば

ただでは済まないだろう。場所によっては雪が残っていて、木に捕まりながら鞍部まで下りた。

▲伊予富士を振り返る(クリックで拡大)

鞍部まで下りて来れば一安心だ。ここからは、気持ちのいい笹原の稜線を戻ってゆく。

▲瀬戸内海

北には、いよ西条の町と瀬戸内海まで見渡せた。

▲振り返る

樹林帯の積雪地帯も無事通過し、本日3回目の桑瀬峠に到着。

■桑瀬峠 15:13 (1451m)

桑瀬峠からは、登山口近くを除けば歩きやすい道をずんずんと下って行き、

■旧寒風山トンネル登山口 15:53 (1110m)

▲登山口

気持ちのいい疲れを伴って、無事登山口に到着した。

 



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