白山（石川県・岐阜県）
２７０２ｍ
（花編）
白山には、他の山では考えられない程の花が群生している。
それは、一度は見てみるべきだ。
花といえば「白山」。そのような評判を、いろいろな山小屋での会話の中で聞いてきた。
小太郎の中では、高山植物と言えば、千枚岳～悪沢岳～赤石岳のコース。
今でも、もう一度縦走したいと強く思っているコースだ。
それよりも、種類で言えば白山が上回るという。そんな前評判を受けての、白山。
実際、前評判に偽り無しでした。白山で出合った高山植物を紹介しよう。
▲ミヤマキンポウゲ
▲ハクサンフウロ
▲アオノツガザクラ
室堂から御前峰に向う時、高校の山岳部の集団が先生に引率され、先生が高山植物の名前を言うと
後続の学生はその名前を伝達する。
先生が、「アオノツガザクラ」と叫ぶと、
後続の学生が指を指しながら、「アオノツガザクラ」
次の子が「アオノツガザ」
その次の子が「アオノツガザクラ」
が、その次の子は、
「エッ！ 何？」
ハイッ ４番目の子は聞いてませんでした。必然的にそれ以降に、アオノツガザクラは伝達できませんでした。
目の前で聞いていた、小太郎は、心の中で
「あ～ 残念！でも、そんなもんよね～」って叫んでました。
▲ミヤマタンポポ
▲コバイケイソウ
▲イワツメグサ
▲チングルマ
▲岩キキョウ
▲黒百合
▲ヨツバシオガマ
▲ハクサンコザクラ
▲コイワカガミ
▲紅花イチゴ
▲イワイチョウ
▲ニッコウキスゲ
▲イブキトラノオ？
▲ハクサンシャクナゲ
今まで、お花畑と言えば南アルプスの悪沢前岳のお花畑が一番すばらしいと思っていた。
確かに、ハクサンイチゲとシナノキンバイの群生のお花畑は衝撃的に小太郎の心を鷲掴みにした。
しかし、南竜道分岐より上のいわゆる森林限界に群生している高山植物群。
種類の多さ、そしてお池めぐりやエコーラインの群落は本当にすばらしい。
今回は、山登りのもう一つの楽しみを教えてもらった気がした。
