一人の巨人がいた 2007-01-06 | 歴史(history) ここに一人の巨人を立たせます。小砂丘忠義(ささおか・ただよし)。 この人もまた、いまでは「忘れられた日本人」です。高知県の出身。生年は一八九七(明治三〇)年。後年、「生活綴方の父」と謳われた人物です。大正二年、高知師範学校に入学。この当時、宮本常一さんは六歳でした。 「一体私はうけてきた師範教育をありがたいとはそんなに思わぬ代わりに全然之を牢獄の強制作業だったとも思わぬ。ただ時がまだ、官僚気 . . . 本文を読む