Oka-Changと櫻田宗久の往復書簡

迷わず読めよ。読めば分かるさ。

ワカリアエナクテモ  Oka-Changより

2008-11-30 15:20:46 | Weblog


宗久くん、こんにちは。


タイトル、「ワカリアエナクテモ」は、
もちろん宗久くんに対してではなく、
でも、人と人との関係すべてにおいて、
あたしにとって非常に大切に思ってる「前提」です。
いつも、寂しく、そして時に愛しく思ってることです。

……でもな、真相は某・往復書簡からのパクリ、
抜群に良い言葉だなって。



ちょっと今回は大まじめにいろいろ書きます。
ここは公の場。
中には私を担当してくださる編集者、
そしておともだち、
いろんな種類の「関係者」に向けて、書きます。

えっとですね、
決定的だったのは、この2,3ヶ月の間かな、
でもおそらく、遡ること数年前より、
心因的な「なにか」のおかげで、
脳みその一部と、あたしの身体はちょっとだけ壊れてしまいました。

あたしより一億万分優秀な、
マイクロフファイバーのような、ごくごく繊細な線たち。
これがな、完全に切れた。一部が。
んでもう、これは二度とくっつかない。

なんのことか?かもしれないので、
分かりやすく話すと、
ずばり「先のことが考えられない」。
これ、「将来的な」とかでなく、
んなもん最初っから考えようともしてない人間なんで、
そんな当たり前のことではなく、
1分後というか、
このあと自分がなにをやるべきかを、
いちいち考えないと「分からない」。
「あ、歯磨かなきゃ」
とか
「あ、洗濯するために……えーーとえーーと……」って、
まぁ、元からあるドジっこ味を外してでも、
いろんなことに「ちょっとがんばらない」と、なにもできないのです。

分かるかな?
分からんって?
んじゃ、はっきり言おう。
うつ病、です。

ご飯の味、分かりません。
「美味しい」というのが、たまにしか分かりません。
食欲、基本ありません。
毎晩、泣きます。
自分のしてることがいいのか悪いのか、これも分かりません。
んでそれが「分からない」ことに泣きます。
前はいくらは分かっててやってる部分がありました。
だから泣くこともなかったし、悩むこともなかった。
それが今はまるで分かりません。

テレビをみると、みんな普通におしゃべり出来てて、
これも今の自分には出来ないから、また泣きます。
でもこれは全部、一人の時。
二人の時はがんばって「普通に」します。
「普通に」するために、脳をフル稼動させます。
だから、疲れます。

他には『嵐』。
これは聴けますが、突然に泣きます。

たとえばこれとか。

超号泣。


昔は、これで号泣しましたが、

誰にも分からないけど、
あたしには分かる。それとは次元が違う。


でも、空の海の青さの違いには、泣きません。
それは福山が嫌いだから。



んでこれ、もう治そうとかは思ってない。
一人で、密かには努力します。


ただただマイクロファイバーが切れたので、
身体がね、しんどいんだ。いちいち。
味は分からんが、五穀米とか頑張って食べてる。

で、なにがいいたいのかというと、
お願いだから皆さん、
いたずらに、人を傷つけたりするのは止めてください。
人には優しくしてあげてください。
あたし、それを最優先に、
これからやってくことにしました。
ま、元から優しい女なのですが、更に。


というわけで、
とっても締められなくなっているので、今日のお手紙はこれにて終了。

それでは、皆さん、
是非とも、そこんとこ、よろしくしてやってください。



文章化できるのは、
とりあえず、今日はこれが限界だ。


Oka-Changより



帰国  Oka-Changより

2008-11-17 13:57:10 | Weblog


実家国(ひどく独裁的な民主主義共和国)より、帰国しました。
いままでは2泊ほどで「こんな狂った国、いやだ!」と逃げ出していましたが、
今回はすこぶる快適で、
1日目、2日目…と、昔よく通った田舎道を自転車で走ってるうちに、
ぜんぜんオーバーでなく、中学生レベルまでピュア度があがった。っていうか、戻った。
どんぐらいまで戻ったかというと、実にこのレベル。↓
\"恋のチャプターAtoZ\" - 河合その子 with おニャン子クラブ


名曲!

なんとか維持したいと思う所存。





「夕にゃん」つながりで、
以下のおまけを〆のメッセージとさせていただきます。
西武 松本小雪



Oka-Changでした♪


「いやぁ、諸君。こんばんは。」  from Oka-Chang

2008-11-08 02:45:30 | Weblog


宗久くんへ



何事もなかったかのように登場し、近況その他もろもろをすっ飛ばす以外、
この、うすら鬱脳野郎(あたし)には、策が浮かびません。

長いこと、放置しててごめんなさい。


結局、肝心の原稿は完成せず、
担当さんには多大なご迷惑をおかけし、
これまた、昨日(とはいえ、けっこう昔)の電話にて、
「超調子いいよ」
などと、宗久くんにも新原稿の件、
期待だけさせちゃってほんとにごめんなさい。



でもね、
まるで書けないんだ。
ここの手紙も、
ついでにいうとちょっとしたメールも、
まるで書けないんだ。
どうしよ。


街で偶然知り合いに会っても、
「元気ではあるんだけどねぇ…」と歯切れ悪く答えるのにも、
もういい加減疲れました。

スランプかもしれないし、
力なんてものがそもそもないのかもしれないし、
ほんとに鬱病とかかもしれないし、
毎日ぜんぜん楽しくないし……

ひどいでしょ?
けっこう長いこと、こんな状態なのです。


取り急ぎ、最近は本を読むようになってます。
本を、
本当に面白い本を読んでる間は、
面倒なこと、イヤなことを考えないで済む。
別に誰かがイヤとかそんなではなく、自分がイヤでしょうがないの。
そんな気分も、そんな気分から逃れるための読書も、生まれて初めて。
そしたらふと、
「あぁ、普通の人ってこんな気分で本を読むこともあるんだぁ」と、
ちょっと驚いた。
ちなみに読んだのは久世光彦と幸田文。


というわけで、明日からしばらく実家に帰って、
海とか山とか連れていってもらいます。親に。37なのに。

最近、うちの母親が携帯メールをやるようになって、
この困った状況をなんとなーく電話で伝えたら、
「こまつた時はか族でたすけあおうね」とメールくれました。
母さん、変かんがばつ群だよ、と。

うちの実家さぁ、、、
たしかトールトーク連載中の頃とかかな?
なんか実家で問題が発生して、あたしが一旦帰ることになって。
で、「締め切り直前だから実家でも仕事しないといけない」みたいなこと話したら、
たぶんジャスコで3980円くらいのパイプ椅子と折りたたみ式のテーブルを買っておいてくれてさ。
元・あたしの部屋で現・お母さんの部屋の隅にそれがぽつんと置いてあんの。
あたしその頃、執筆と平行でひどい荒稼ぎなバイトしてる最中で、
自分んちから東京駅までも当たり前のようにタクシー乗って、
偉っそうにグリーン車乗って帰省したんだわ。
で、締め切り云々っていうより、「あぁもうこのクソ重要な時に!」みたいな気持ちの方が強かったの。
そしたら、パイプ椅子と折りたたみ式のテーブルがうちにあって。庭に咲いてた花も飾ってあった。
「こんな椅子じゃ書けないよ!」とか平気で言える子供だったら、まだ救いがあるんだけど、あたしはもうぐわ~~~と頭を掻きむしったわけですよ。あたしなんか死ね!つって。





話が大きく反れました。

適度に取り繕ったお手紙も書けたのかもしれないけど、
一応正直に書いてみた。
取り繕って、何もなかったかのように過ぎてくことがイヤで。
ちゃんと残さないとね、辛かったことも。(って、未来目線だ)



とりあえず、11月7日はこんな感じです。
けど、月末にまた別件の締め切りがあるあたしは
超絶幸せ者だと思いますが、果たして……


おか