群馬県みどり市東(あずま)町では、樹の上で渋抜きした珍しい柿【あずま樹上脱渋柿】を栽培しています。
これはみどり市あずま町が誇る柿で、20数年前より取り組み始めた柿で、一つ一つの実に9月上旬に
固形アルコールを入れ袋掛けして渋抜きし、その後約2ヶ月間熟成させて、黒砂糖をかけた様な甘―い柿
になる、との事。しかも日持ちもするそうです。
収獲少し前、アルコールでの渋抜きをしてから約1.5ヶ月たった10月3旬のある日、「あずま樹上脱渋柿」の
色づきの様子等を見学しました。(関口農園にて)
(1).「あずま樹上脱渋柿」の色づき
2016年10月3旬の「あずま樹上脱渋柿」の色づき風景
9月上旬-中旬に脱渋処理を行い,約40日後の様子です。袋掛け後2-3日で袋から固形アルコールを取り除き、
雨避け,虫除けを兼ねて袋をかけたままにしておきます。
今年は9月、10月に雨の日が続き、晴れの日が大変少なかった為に、色づきが1週間以上遅れています。
その為収獲は11月10日頃からとなる予定,との事です。
(2)樹上脱渋柿の柿園風景
山々に囲まれた渡良瀬川沿いの地にある柿園です。袋が掛かっている柿が「あずま樹上脱渋柿」です。
植林してまもない若い柿の木々達です。将来の「あずま樹上脱渋柿」の栽培を担う柿樹達です。
(3)「あずま樹上脱渋柿」の紹介
柿の収穫量が大変多い、みどり市あずま町の「町おこしの農産物」として進められています。
「あずま樹上脱渋柿」は2種類の渋柿を用います。平核無柿と蜂屋柿です。
アルコールで脱渋処理し,約2ヶ月間樹上で熟成すると、黒ごま状の斑点がいっぱいになります。黒砂糖が
いっぱい、という人達も言う様に甘さの目安になります。大変珍しい柿で、収穫後に渋抜きの柿や一般の甘柿
と違い、日持ちします。
そして新たに考案した【氷温貯蔵・あずま樹上脱渋柿】にもあります。
あずま樹上脱渋柿(平核無柿)
種無しの人気の柿
あずま樹上脱渋柿(蜂屋柿)
1000年の歴史を持つ柿で,特大サイズで甘く上品な柿となります。
脱渋処理しない柿
脱渋処理をしない柿,渋柿そのまま。黒ごま状の斑点は全くありません。
【氷温貯蔵・あずま樹上脱渋柿】
樹上脱渋柿を、11月より凍る直前の0℃以下の温度帯(「氷温」と言う)で貯蔵した柿で、新鮮なシャキシャキ感
のある美味しい柿を年末から冬の期間にお届けします。氷温貯蔵により大幅に新鮮さを保つ期間がアップします。
又、樹上脱渋柿の特長である「日持ち」と併せ、長い期間実のしっかりした新鮮な柿を楽しむ事が出来ます。
お歳暮やお正月用に最適です。(クール便)
「氷温貯蔵・あずま樹上脱渋柿」はみどり市東町柿生産組合だけのオリジナルの新製品です。
「あずま樹上脱渋柿」や「氷温貯蔵・あずま樹上脱渋柿」の詳細は次のホームページでご覧戴けます。
「あずま樹上脱渋柿」 : http://oji-shop.com/azuma-persimmon
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