ブログを放置している間に、2度ほど大雪が降りましたね。
香川でもまれにみる雪の量でしたが、ひどい災害になった地方もあったようでお見舞い申し上げます。
最初の大雪のあと、いつもの場所に見回りに行くと逃げ去るイノシシがちらりと視界に入りました。
いつもは簡単に済ませる見回りですが、好奇心にそそられてちょっと奥まで探検に。
まだ雪の残る尾根を少し登ると、白い雪に覆われた竹林のなかに黒い穴ぼこが3つほどぽかんと空いていました。
おお、これはもしかして!?
周りは雪だらけなのにそこだけ雪のないあなぽこといえば、きっとそう、イノシシの寝屋!?
葉っぱは敷き詰められていませんでしたが、穴のあいた地面は重いものをすりつけたようになめらかな質感の土と、掘り出したふかふかの土がまざっています。
昨夜は雪の中、ここで眠っていたのでしょうか。
穴は大2つと小1つありました。
穴に入る足跡と、穴から出てすぐに餌を探し始めている足跡と…朝ごはんの最中にお邪魔したようです。
その時はカメラを持っていなかったので、後日再びカメラ持参で来てみました。
すっかり雪がとけたあと、見回りがてらの痕跡観察です。
まず見つけたのは牙かけの跡。
古いのと、ちょっと新しめのものがついています。
尾根に登って寝屋観察。
写真じゃちょっとわかりにくいですね。
イノシシの寝屋はあまり見たことがありませんが、餌を探した跡とはあきらかに違っています。
地面にはイノシシが寝そべった跡がついています。
大きな穴には大きな足跡、小さな穴には小さな足跡がありました。
なんだか絵本のお話を思い出しました。
寝屋は竹藪のなかのくぼ地にあり、風もなく落ち着いたところにありました。
ここならどちらから敵が来ても八方へ逃げ出せます。
居心地良く安全な住みかはお気に入りの場所なのでしょうね。
そんな観察をのんびりしながら、最後の罠をチェックしに斜面を下り始めました。
すると・・・!
ああ~・・・!
イノシシの足がひっくり返ってる!!
罠を仕掛けたあたりで、ひっくり返って空中に浮いた後ろ足が目に飛び込んできました。
これは…やばい。
楽しい観察気分も一気に深刻な気持ちへ。
こうやって足が空を切っているということは、イノシシがあおむけに倒れこんでいるということです。
あおむけになったイノシシは、十中八九短時間で死んでしまいます。
いやな予感を感じつつも、もしかしたらまだ生きているかもしれないのでそうっと近づきました。
近寄っても何の反応もありません。
腹も動かず、呼吸もなく、やはりすでに手遅れの状態でした…。
ああ、今年もまたやってしまったか…。
罠にかかったイノシシが死ぬのは何ともやりきれない気持ちになります。
死んでしまったイノシシは肉が使えないので、ある意味無駄死になのです。
有害獣としてのイノシシの数を減らすのには貢献したかもしれませんが、本来食べるために獲っているのでこうなるとほんとにがっくりと落ち込んだ気分になります。
ただ、見回りの怠慢で死なせてしまったのではないのでその点は気が楽でした。
場所も荒れていなくて、おそらく罠にかかって驚いて走り、そのまま勢いでコケて立ち上がれなくなったのでしょう。
早い段階で死んでいたことは間違いないようです。
こんな感じ↓
斜面であおむけになると、特に大きなイノシシは起き上がれません。
この態勢になると、なぜか早いうちに死んでしまうことが多いのです。
イノシシは繊細な生き物です。
弱い腹部を寒風にさらして一晩たつと弱ってしまうのでしょうね。
今回のイノシシも大物でした。
なぜか近くにあったバットがこのサイズ。
多分60後半から70キロ台かな。
雄だけど牙も小さくて脂も結構ある若い固体のようでした。
近くのヌタ場から帰ってきていたところだったようです。
残念…。
あまりに残念なので、本当に食べれないかどうか試してやろう!と、腰のあたりの肉を切り取ろうとしたところ…
ぷしゅ~
空気の抜けるような音が…
そのうちあたりはものすごく臭いおならのような臭いで充満。
う、うぉえぇえぇ~~~~。
あまりの臭さに切り取った肉もその臭いしかせず、結局あきらめたのでした。
ちなみに、その臭いは鉈を入れた際に勢い余って腹膜を破ってしまったために、すでに発酵していた腹のガスが漏れてきたのでした。
ひどい悪臭は2,3日取れなくて、もう二度と死肉を取るのはやめよう…と思ったのでした。
今回のイノシシは山に還りますが、
山の神様、
イノシシちゃん、
ありがとう。
香川でもまれにみる雪の量でしたが、ひどい災害になった地方もあったようでお見舞い申し上げます。
最初の大雪のあと、いつもの場所に見回りに行くと逃げ去るイノシシがちらりと視界に入りました。
いつもは簡単に済ませる見回りですが、好奇心にそそられてちょっと奥まで探検に。
まだ雪の残る尾根を少し登ると、白い雪に覆われた竹林のなかに黒い穴ぼこが3つほどぽかんと空いていました。
おお、これはもしかして!?
周りは雪だらけなのにそこだけ雪のないあなぽこといえば、きっとそう、イノシシの寝屋!?
葉っぱは敷き詰められていませんでしたが、穴のあいた地面は重いものをすりつけたようになめらかな質感の土と、掘り出したふかふかの土がまざっています。
昨夜は雪の中、ここで眠っていたのでしょうか。
穴は大2つと小1つありました。
穴に入る足跡と、穴から出てすぐに餌を探し始めている足跡と…朝ごはんの最中にお邪魔したようです。
その時はカメラを持っていなかったので、後日再びカメラ持参で来てみました。
すっかり雪がとけたあと、見回りがてらの痕跡観察です。
まず見つけたのは牙かけの跡。
古いのと、ちょっと新しめのものがついています。
尾根に登って寝屋観察。
写真じゃちょっとわかりにくいですね。
イノシシの寝屋はあまり見たことがありませんが、餌を探した跡とはあきらかに違っています。
地面にはイノシシが寝そべった跡がついています。
大きな穴には大きな足跡、小さな穴には小さな足跡がありました。
なんだか絵本のお話を思い出しました。
寝屋は竹藪のなかのくぼ地にあり、風もなく落ち着いたところにありました。
ここならどちらから敵が来ても八方へ逃げ出せます。
居心地良く安全な住みかはお気に入りの場所なのでしょうね。
そんな観察をのんびりしながら、最後の罠をチェックしに斜面を下り始めました。
すると・・・!
ああ~・・・!
イノシシの足がひっくり返ってる!!
罠を仕掛けたあたりで、ひっくり返って空中に浮いた後ろ足が目に飛び込んできました。
これは…やばい。
楽しい観察気分も一気に深刻な気持ちへ。
こうやって足が空を切っているということは、イノシシがあおむけに倒れこんでいるということです。
あおむけになったイノシシは、十中八九短時間で死んでしまいます。
いやな予感を感じつつも、もしかしたらまだ生きているかもしれないのでそうっと近づきました。
近寄っても何の反応もありません。
腹も動かず、呼吸もなく、やはりすでに手遅れの状態でした…。
ああ、今年もまたやってしまったか…。
罠にかかったイノシシが死ぬのは何ともやりきれない気持ちになります。
死んでしまったイノシシは肉が使えないので、ある意味無駄死になのです。
有害獣としてのイノシシの数を減らすのには貢献したかもしれませんが、本来食べるために獲っているのでこうなるとほんとにがっくりと落ち込んだ気分になります。
ただ、見回りの怠慢で死なせてしまったのではないのでその点は気が楽でした。
場所も荒れていなくて、おそらく罠にかかって驚いて走り、そのまま勢いでコケて立ち上がれなくなったのでしょう。
早い段階で死んでいたことは間違いないようです。
こんな感じ↓
斜面であおむけになると、特に大きなイノシシは起き上がれません。
この態勢になると、なぜか早いうちに死んでしまうことが多いのです。
イノシシは繊細な生き物です。
弱い腹部を寒風にさらして一晩たつと弱ってしまうのでしょうね。
今回のイノシシも大物でした。
なぜか近くにあったバットがこのサイズ。
多分60後半から70キロ台かな。
雄だけど牙も小さくて脂も結構ある若い固体のようでした。
近くのヌタ場から帰ってきていたところだったようです。
残念…。
あまりに残念なので、本当に食べれないかどうか試してやろう!と、腰のあたりの肉を切り取ろうとしたところ…
ぷしゅ~
空気の抜けるような音が…
そのうちあたりはものすごく臭いおならのような臭いで充満。
う、うぉえぇえぇ~~~~。
あまりの臭さに切り取った肉もその臭いしかせず、結局あきらめたのでした。
ちなみに、その臭いは鉈を入れた際に勢い余って腹膜を破ってしまったために、すでに発酵していた腹のガスが漏れてきたのでした。
ひどい悪臭は2,3日取れなくて、もう二度と死肉を取るのはやめよう…と思ったのでした。
今回のイノシシは山に還りますが、
山の神様、
イノシシちゃん、
ありがとう。
寝床のイノシシは、親子かしらん?
こちらは大雪が降って、イノシシやらシカやら食べ物に困っているんじゃないかと想像します。
(^_^;)
近くに野球少女でもいたのでしょうか(笑)。
もう1本拾ったら私にもください(笑)
それにしても美味しそうな猪ですね。もったいないので野菜の肥料にして吸収しましょう(笑)
これが獲れていればもう終猟でした。
寝床はきっと親子でしょうね。
一緒に寝ているのかと思いましたが、寝床は別の西洋式のようです。(笑)
めったにない大雪でシカやイノシシの数も少し減るかもしれませんね。
ははは・・・なんのことでしょうか・・・^^;
最近は不法投棄がすごいですからね。
猟場も道のそばはゴミだらけです。
金属バット、なかなかいいかんじですよ(笑)
イノシシ堆肥もそのうち作りたいですね。
きっと香川の猪たちも産まれて初めての大雪だったのかな~?
雪山の動物達に思いを馳せながら、なぜバットがそこにあったのかを考える…。
バットはなぜかそこにありました…。^^;
死んで放ったらかして置くとこの様な寒い時期でも直ぐに死臭が漂い肉も食えなくなってしまうんですね。
上手く命のバトンタッチが出来ないと神様に申し訳ないしまた残念ですね。
でも山の肥やしになるならそれも又良しでしょうか。
一応、害獣ですからね。
猟期も後少しになりましたが、焦らず安全に頑張って下さいね。
冬でも自分の体温で内臓が発酵して腐臭を放ちます。
1日2日たっているともう駄目みたいですね。
昔はそれでも貴重だったので、味噌などで濃い味付けにして食べたようですが。
はや三月、残り猟期もわずかですのでぼちぼちやります!