新顔

正月明け、わけあって里子をもらいうけることになりました。

そいつらの名前はプリマスロック！
粋な名前のハードロック野郎。
ではありませんが、まだら模様の肉卵兼用鶏です。
知人が卵から孵して育てた愛娘と若で購入したオスメスの3羽です。
家で飼うことができなくなったというのでもらい手を探してみたものの見つからず、結局うちで引き取ることにしました。

問題は松竹梅です。
いじめられたらどうしよう？
仲良くできるかな・・・。

まずはメスを1羽試験投入してみることにしました。


まだら模様の羽根がきれい。

プリマスロックは大柄ですが、かなり大人しいようです。
彼女を投入したのは暗くなってから。
夜のうちに鶏小屋に放り込んでおきました。

翌朝、鶏小屋から鶏達を出してみると、松竹梅はパニック状態！

「ちょっとちょっと！！なんかいるよ！」
「おかーさん？おかーさーん！！不審者がいるからなんとかしてっ！！」
「変なのいるから、早く来てよ～！！（怒）」

一日中私や母に向かって騒ぎ立てていました。
しかも、ちょっと怖がっているようでいつもはばらばらに行動しているのにその日に限って三羽はくっついて離れようとしません。
プリマスロックは遠く離れた場所でちょこんと座っているのでした。

2日目は少しは慣れて大人しくなったものの、断固拒否！の姿勢です。
ちょっとでも近づくと3羽の同時攻撃！
1羽のクチバシをかわしても第２第３のクチバシが襲ってきます。
松竹梅の口には白黒の羽根が・・・。


ギャングと化した松竹梅。

最初は「これ以上ニワトリはいらん！」と断言していた母も、その様子を見ていて情がわいた様子。
一気にプリマスロックの味方になってしまいました。
判官びいきは日本人の血ですね。
月末には３羽とも肉になると説明すると、可哀そうだから飼ってよしの許可をいただきました。
私のたくらみは成功したようです。

ここで残りの２羽を投入。
メスだけ入れた時の松竹梅はかなりのギャング具合でしたが、オスを入れた途端ビビりモードに！
壁に立てかけていた戸板の陰に隠れて、３羽とも出てこなくなってしまいました。
本気で怖がっているようです。
３羽でずぅっとぶつぶつブツブツなにやらしゃべり続けていました。

仕方がないのでその日は仕切りを作って場所を分けておくことにしました。
もちろん小屋も別々にしないといけないので、新たにプリマスロック用の小屋を作りました。
運動場も分けたほうがいいのですが、とりあえずの間は同じ場所でいてもらうしかありません。


オスがかなりでかい！よく鳴く。うるさ～い。

とりあえず暮らせる準備は整ったので、徐々に快適になるよう工夫して行きたいと思います。
プリマスロックはボリスブラウンほど人懐こくはないようですが、大人しいようなので助かります。
元気に大きくなってくれればいいのですが。