泊まった翌日は雨も上がりどうにか観光日和、我々を載せたバスは西伊豆を南下し、松崎からばさら峠を越えて一路下田港へ向ったのでした。先ずは歴史上も有名な了仙寺、此処には過去に何度も来ていたのだが、日蓮宗の寺だとは存じ上げなかった。
此の地での歴史秘話と云えば唐人お吉、彼女の哀れな生涯を憐れみ、この寺の境内で塚を建てて祀られていた。思えば歴史に翻弄された儚い一生だったのだろう?
了仙寺から海辺までペリーロードと名付けられた道が整備されていた、ペリー提督一行が上陸してこの寺まで歩いて来た道を観光客用に造られたらしい・・・!
道筋には昔ながらのナマコ壁の旧い建物や掘割など情緒豊かに散策道路が観光客を楽しませてくれるのでした。
了仙寺の本堂です 此処に次の絵が掛けられていました、ペリー提督一行とそれを出迎える徳川幕府の応接役などなど・・・・!!
掘割は海の満ち引きで水面が上下し、小魚(ボラの子)や蟹など沢山いましたよ。
道すがら時計草の花を見つけました。変わった花ですよね!
了仙寺の入り口脇にある社名も知らぬ小さな社、訪れる人も無く静かに夏の日を受けていました。